道路脇に置かれた植木鉢に、白色の花を咲かせている【カネノナルキ(金のなる木)】を見つけました。
花径5~7ミリほどの星形の小さな花を、冬から春先にかけて咲かせます。
昨日は赤紫色を多く見かける「シラン(紫蘭)」の園芸品種である 「シロバナシラン」 でしたが、この【カネノナルキ】も淡い桃色の花弁が一般的で、白色はあまり見かけません。
ベンケイソウ科クラッスラ属の常緑低木で、露地植えで成長しますと樹高3メートルほどに成長します。
正しい和名は「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」ですが、一般的には【カネノナルキ】や「カゲツ(花月)」などの呼び名のほうが普及しています。
「シラン(紫蘭)」 の園芸品種の【シロバナシラン】が、風に揺れていました。
ラン科シラン属の耐寒性多年草ですので、植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれます。
漢字表記をしますと「白花紫蘭」となり、なんだか違和感を覚えてしまいますが、別名としての「ハクラン(白蘭)」のほうがしっくりときそうです。
大きなプランターに植え込まれた多彩な色の【ヒナゲシ(雛芥子)】が、風に揺れていました。
ケシ科ケシ族の耐寒性一年草で、ヨーロッパが原産地です。
葉は根生葉で羽状の切れ込みがあり、初夏に長い花茎を伸ばし、茎の先に花径5~10センチ、薄い和紙で作ったようなシワのある4弁花を咲かせ、八重咲きの品種も出ています。
蕾は最初は下を向いていますが、咲くときに頭をもたげ、蕾の先端がふたつに割れて花を咲かせます。
別名として、中国の歴史上の美女<虞美人>にたとえて「グビジンソウ(虞美人草)」、英名の「ポピー」、フランス語の「コクリコ」などがよく使われています。
花径2センチばかりの大きさですが、青紫色の花弁にきれいな筋が入る【シシリンチューム】です。
和名は「ニワセキショウ(庭石菖)」と呼ばれていますが、「菖」の文字があるようにアヤメ科シシリンチューム属の多年草で、原産地は北アメリカです。
花期は4月~5月頃、白色・黄色の花色もあるようで、葉はアヤメ科らしく細長い形状をしています。
草丈15センチほどの矮性品種で、おそらく「カリフォルニアスカイ」と呼ばれる園芸品種だとみています。
オーストラリアからパパアニューギニアにかけて、約300種が分布している<グレビレア>です。
ヤマモガシ科グレビレア属の常緑低木で、葉は線形または針形で、羽状に裂ける品種もあります。
タワシのような花を咲かせますが、その姿は様々で、実の形も品種によりかなり形状が違います。
花弁に見えるのは<総苞>で、そこから雄しべが飛び出した花姿をしています。
<グレビア>の名称は、イギリスの園芸家<チャールズ・グレビル>に因んで名づけられました。
日が落ちる夕方や日が差さない日には花弁を閉じる性質がありますが、お天気がいい日が続いていますので、<ガザニア>もきれいに開花しています。
キク科ガザニア属の植物で、原産地は南アフリカ、原種としては15種類ほど確認されているようで、日本には明治時代に導入されました。
半耐寒性の多年草で、暖地では宿根草として多年草ですが、日本の寒い地域では冬に枯れてしまい一年草扱いかもしれません。
花色も多彩で、橙色・黄色・白色・桃色などがあり、花の真ん中に蛇の目模様が入るのが特徴的で、また花弁に縦紋が入る品種もあります。
色鮮やかな色合いと絵に描いたようなまるい完璧な花姿で次々と咲き続け、春から秋にかけて開花時期も長く、楽しめる花だと思います。
< 2015年4月30日 >
< 2015年3月31日 >
今月は、新しい芽がでることなく、3月に伸びてきた葉が大きく成長してくれました。
右側にある赤印の小さな葉が、黄色く変色してきていますので、今月中には枯れてしまいそうです。
新しい芽が出ないということは株としての成長がこれまでなのか、今は葉の成長が中心で、これからまた芽が出るのか、今しばらくは観察を続けたいと思います。
各地で地面に大きく広がる見事な【シバザクラ】が咲いているようですが、ポツリと咲いていますと「なにかな?」と訝ってしまいました。
ハナシノブ科クサキョウチクトウ(フロックス)属の多年草で、北アメリが原産地で約50種ほどが分布しています。
花色も多彩で、花径2センチばかり、花冠は5つに裂けて横に平らな形状で裂片の先は浅く2つに裂けています。
英名では「モスフロックス」ですが、「モス」は苔のことで、苔のように地面に広がることに由来しています。ちなみに「フロックス」は、ギリシア語の「炎(phlogos)」が語源です。
ヨーロッパ・北アメリカ・アジア・熱帯アフリカの高地の山岳地帯に、約200種ほどが分布している<デルフィニウム>です。
キンポウゲ科デルフィニウム属の多年草ですが、日本の酷暑には耐えれなく、園芸店では一年草扱いで販売されています。
色々な系統があり、本種は<シネンシス系>で、スプレー咲きになる矮性品種、花の咲き方が<距>もなく花の中心部にある小さな花弁<ビー>もないシンプルな花姿をしています。
以前にも赤紅色の<デルフィニウム> 「スーパーハッピーピンク」 を紹介していますが、落ち着いた花弁の色合いに、<シネンシス系>としての共通性が見て取れます。
道路脇の街路樹を取り囲むように、<スイートピー>がきれいに咲き乱れていました。
きっとご近所の方がお世話されていると思いますが、本来は歩道の不法占拠ですが、きれいな花壇ですから目をつぶります。
マメ科レンリソウ属の一年草で、この時期に咲き出すのは秋蒔き品種です。
現在では、夏咲き・冬咲き品種もあり、また6月~10月頃まで咲いている宿根性種もありますので、一年を通して目にすることができるようです。
イタリアのシシリー島で1695年に修道僧<クパーニ>によって発見され、イギリスに渡り園芸品種として改良され、日本には明治時代に渡来しています。
英語表記では「sweet pea」で、<甘い豆>もしくは<香りある豆>と訳せますが、豆と莢には有毒物質が含まれ、多食すれば痙性麻痺を引き起こしますので要注意です。
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