神戸は、夕方から雨が降り出しました。
天気予報では昼から雨でしたので、時間的にずれ込んでいるようです。
傘をさして帰宅する中、黄色の<ハイビスカス>が目にとまりました。
うす暗くなる直前ですが、原色の美しさは薄れてはおりませんでした。
<ハイビスカス>といえば、赤い色をすぐに思い浮かべてしまいます。
南国の花というイメージがありますが、観賞用の鉢植えも多く出回るようで、徳島県・愛知県の方が沖縄よりも栽培量は多いようです。
調べて見ますと、黄色の<ハイビスカス>は、ハワイ州の州花と分かりました。
ハワイアンでは、赤い<ハイビスカス>を髪の毛に飾った女性を思い浮かべてしまいます。
黄色は使われているのかが気になりますが、定かではありません。
可憐な花を付ける【ガウラ】、北アフリカ原産の花ですが、別名【白蝶草】といい、風に揺れているとほんとうに白い蝶が飛んでいるように思えます。
最初に名前を聞いた時には、「白鳥」と思い、「どこがにているのかなぁ?」と思っておりました。
白と桃色があるようで、桃色系統はこれまた【山桃草】という別名があるようです。
この可憐な花も一日花で、多くのつぼみがありますので、しぼんでも気が付きません。
写真の桃色のガウラの品種は【シスキューピンク】といい、園芸品種としては育てやすい花のようですね。
夕方から神戸は雨になりましたが、お昼間の散歩で見かけた花です。
シーボルトがヨーロッパから持ってきたといわれている【ジギタリス】で、オオバコ科ジギタリス属に分類され、別名【キツネノテブクロ】と呼ばれています。
【ジギタリス】と聞けば、うっ血性心不全の特効薬で強心剤として有名ですが、花がきれいに咲いているのを見つけました。
袋状の花弁の内側には、不思議ともいえる斑紋があり、背丈も1メートルほどありましたので目にとまりました。
釣鐘型で、直立して穂状に花が咲いています。
咲き始めの薄黄色から、咲いた後の花弁の色がピンクへと変化するようで、面白い花だなと眺めておりました。
北アメリカ原産で、ツユクサ科ムラサキツユクサ(トラディスカンチア)属の花ですが、我が家の庭の隅にもどこからか渡来したのか、【ムラサキツユクサ】が咲き始めています。
葉の先端に数多くの花序を付けていますので、この花が<一日花>と知る人は少ないと思います。朝方開き、午後にはしぼんでしまいます。
つぼみが多く付き、次々と咲くので、気が付きにくい花ですね。
朝方のみずみずしい開花の時に撮影してみました。
手入れをしているわけではありませんが、この時期になると律義に花を付け、長い期間楽しませてくれる我が家の青い花です。
良く似た花の形ですので、一瞬どちらかと戸惑う時があります。
一般的に、花弁(正確には蕚)が6枚のものを「鉄線」、8枚のものを「風車」と呼び、これらを合わせて<クレマチス>と呼び習わしています。
「風車」はもともと日本古来の花で、<シーボルト>や<ロバート・フォーチャン>らにより19世紀に西洋にもたらされ、多くの品種が生まれています。
「鉄線」は名称通り、つるが細くて丈夫なところから、針金にたとえられての名称です。
「風車」は説明なしに、形そのものですね。
植物学者によると、「風車」は8枚とは限らず、極めて多様性のある花のようで、6~13枚、地域によっては50枚以上のあるものも確認されているとか。
下段の「風車」、珍しく二重の花弁で10枚ありました。
おそらくこの青紫の大輪は「ケン・ドンソン」という品種だと見ているのですが、それにしても10枚というのは、初めての経験です。
朝方の通勤時には見かけませんでしたが、<アマリリス>の鉢植えが帰宅時には道路側に向けられて置かれていました。
昨年も、きれいな八重咲きで目が止まり、ブログにアップしましたが、今回もきれいな開花で楽しませていただきました。
昨年から品種が気になっていたのですが、【レディメイ】と分かりました。
読んで字のごとく、まさに<5月の淑女>にふさわしい花の風格です。
大事に育てられている方だけが楽しむのではなく、道行く人にも楽しんで見てもらおうという心遣い、ありがたく感じてしまいます。
JR神戸駅から、「デュオ神戸」の広場に降りるエスカレーターの横には、せせらぎの水が流れ、花の植木鉢が並んで置かれています。
見慣れぬ花に目が止まりました。なんだかラベンダーに似ているのですが、丈も低く、花穂の色も濃く、苞葉も長いのでそうだとは確信が持てませんでした。
気になり調べてみましたら、やはりラベンダーの品種のひとつで、【フレンチラベンダー】だと分かりました。
香りの女王といわれるラベンダーですので、芳香性が強いのはご存じの通りで、ポプリや入浴剤の原料として多用されています。
この【フレンチラベンダー】、独特の色合いの花穂を持ち、苞葉もウサギの耳のように長い特徴をみますと、古くは1746年発行の『ロンドン薬局方』の収録されている薬の原料だとは、とても信じられません。
きれいに広がりを見せて、【メキシコマンネングサ】が咲いていました。
茎の先端から、傘の骨のように放射線状に枝が伸び、花序を作る姿は、星の広がりを連想させてくれます。
直径1センチほどの黄色い花も、これまた5弁で星の形に見えます。
<星状の中に星型がある>という2段構えで、不思議な取り合わせに感心しています。
メキシコと名が付いていますが、原産地は不明の花で、横須賀や沖縄に多い花というところから、米兵が持ち込んで帰化したのではないかと言われている花です。
形は小さくとも、全面に広がる黄色い絨毯は、存在感ある花です。
たわわに咲いた【ライラック】を見かけました。
まさに、ほのかな香りを醸し出してくれる雰囲気十分の房状ですね。
【ライラック】というよりも、【リラ】と呼ばれるほうが通りがいいかもしれません。
和名では【紫丁香花(ムラサキハシド)】ですが、よくこの花の特徴をとらえている名称だと思います。
シャンソン好きな方は、名曲『リラの花咲く頃』を思い、年配の方は、岡本敦郎が唄う歌詞を思い浮かべ、本を読まれる方は渡辺淳一の『リラ冷えの街』を思い浮かべることでしょう。
素敵な房状の花が咲く木にしては、あまり見かけませんので、楽しんで眺めておりました。
神戸は朝から晴天の空ですが、今夜からお天気は下り模様になりそうです。
輝く太陽の陽を浴びて、【モッコウバラ】が満開です。
小さな八重の花が集まると、なんともいえぬ風情で、春らしさを感じて目を奪われてしまいます。
中国原産のバラですので【木香薔薇】と書く方が、ほのかな香りと合わせてイメージが伝わりやすいかもしれません。
徳川吉宗が将軍であった享保年間に渡来していますので、ほぼ300年近く親しまれてきたバラです。
この黄色い八重咲きは、秋篠宮家の眞子親王のお印であり、またとげがないバラとしても有名な品種です。
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