今宵の「突き出し」は、口当たりのよい<春雨サラダ>と、大好きな牛蒡が入っています<根菜類の煮付け>で、生ビールの幕を開けました。
落ち着いたところで、懐かしい<イタリアンスパゲッティ>を頼みました。
「小学校の給食の味だぁ~」と、一歳年下の<やすえ>ママさんにいいますと、「わたしらの世代は、これやもんなぁ~」と笑っておられました。
1928(昭和3)年、日本で初めての国産スパゲッティが<ボルカノ>(現在の 日本製麻株式会社ボルカノ食品事業部 )によって製造されています。
1980年代後半までは、日本に於いてスパゲッッティといえばアメリカ式の「ミートソース」か日本式の「イタリアン(ナポリタン)」が主流でした。
1980年代後半からのバブル景気で「イタメシブーム」が火付け役となり、各種のスパゲッティやイタリアンレストランが登場してきたとおもいます。
ウインナソーセージが入り、ケッチャプ味のからんだ<イタリアン>、懐かしく味わってきました。
映画全盛期の時代の新開地は、映画を観た後、家族で安くて美味しい料理を食べて帰るのが楽しみでした。
ホーコー鍋を良く食べた中華料理の「春陽軒」(今は 豚まん専門店 )や、和食の店「赤のれん」(今は三宮に移転)など懐かしいお店がすぐに浮かびます。
また歴史ある洋食店も多く、上川シェフの「金プラ」や山本シェフの「グリル一平」は、新開地の代表格といえます。
そんな強豪店が並ぶなか、阪神・淡路大震災後に開店したのが、米崎シェフの【赤かぶ】です。
作り置きをせず丁寧な仕事ぶりは、老若男女の幅広い客層からも支持されているのが良く分かります。
本日は、「ハンバーグと海老フライ」(880円)にライス(170円)の組み合わせにしました。
柔らかくてジューシーなハンバーグ、甘みを感じる細かな目の海老フライの衣等、どれもが満足できる内容です。
テーブルには、ナイフとフォークもありますが、箸も置いてくれていますので助かります。
お店のメニューとして「はまちの刺身」がありますので、仕入れが同じ材料で肴を考えるのは基本だとおもいます。
以前には 「ハマチのアラと大根煮」 のメニューがありましたが、「ハマチ」と「ブリ」が体長で分類されているとは知らずに、違う魚だとおもっている人がいるのに驚きました。
最近では釣りを趣味とする人も少ないようで、成長に合わせて関西の場合では「ハマチ」・「メジロ」・「ブリ」と出世して名称が変わります。関東では「イナダ」・「ワラサ」・「ブリ」でしょうか。
世界で初めて「ハマチ」の養殖に成功したのは香川県かがわ市の引田で、今では「オリーブハマチ」の養殖が盛んです。
本日の肴は「ハマチの竜田揚げ甘酢あんかけ」(280円)です。
竜田揚げ用に下味処理された「ハマチ」と甘酢がよく合い、美味しくいただいてきました。
関西でのかまぼこは、板の上に魚のすり身を低く盛り上げた蒸しかまぼこの表面に、みりんなどを塗り焼き目を付けた「焼きかまぼこ」が一般的です。
「板」に盛られており、食べるときに醤油と「ワサビ」を付けて食べるのが一般的で、居酒屋のメニューには「かまぼこ」の表示はなく、多くの場合「板ワサ」と書かれています。
今宵は仙台名産の「笹かまぼこ」を使った<ピザ>(350円)を、肴として選びました。
「笹かまぼこ」の上にとろけるチーズをのせて、電子レンジで温めるだけで完成です。
タバスコを効かせて、和の「かまぼこ」と洋の「チーズ」との合体の味、美味しくいただいてきました。
ブログル仲間の<地鶏屋の親父&ママ>さんのお店、【待久寿】さんに顔出しです。
お店の昼のランチメニューの全制覇を狙っているのですが、お昼の時間帯になかなか顔出しできずに、いまだ8合目当たりでしょうか、
地鶏の照り焼きの「突き出し」に始まり、不足気味の野菜を確保するために「サラダ」は欠かせません。
今宵のメインは、鶏の「モツ鍋」です。
親父さんと楽しい会話をしながら、いいお味のスープですので美味しくいただきました。「ファルコンさん、雑炊もできますよ」と言われたときには、スープまで飲んでいましたので、笑うしかありません。
わがままが言えるのはありがたいことで、「親子丼」の具だけを頼んで肴にしました。いわゆる「台ヌキ(ご飯がない)」という頼み方ですが、よほどの酒飲みでないと分からに言葉かもしれません。
お昼間に会う機会が少ない美人ママの<エミリー>さん、瓶ビールを頼みますと忘れずに好みの銘柄である「キリン」を出してくれるのは、嬉しい心遣いです。
本日のお昼ご飯は、昨年の12月に開店している【いろり。】に出向きました。
ビルの地階に降りたところに入口がありますので、初めての訪問ではどのようなお店の雰囲気なのか、分かりにくいアプローチです。
ガラスの引き戸を開けますと、まだ下に降りる内部階段がありますが、奥まったいい雰囲気の和風の空間へと入り込めます。
お昼の定食は、「おばんざい定食」(800円)しかありません。
大きな配膳盆に所狭しと並べられたおかず、どれから食べようかと迷ってしまう品数です。
並べられたおばんざいは、<揚げだし豆腐・茄子と大根の煮物・もやしのナムル・ひじきの胡麻味噌和え・人参の煮物・厚揚げとピーマンの煮物・彩どり豆煮・かき揚げ・小鯵の南蛮漬け・香の物2種>に、わかめの味噌汁でした。
10皿のおばんざい料理、白い器に料理の色も冴え、おいしくいただいてきました。
「牡蠣の釜めし」は時期的に無理だろうなと諦めながら出向きましたが、やはり「牡蠣」のシーズンは終わりでした。
仕方ありませんので、好きな牛蒡が一杯の「田舎釜めし」(1000円)を、焼き時間がかかりますので最初に頼み、焼き鳥を楽しんできました。
メニューを見ますと新しくなり、「釜めし」・「ぞうすい」等が値上げしていました。それでもお値打ちの内容ですので、仕方ありません。
「しんぞう」・「もつ」・「きも」(2人前)・「きも刺し」と、好きな定番メニューを頼み、黒板の本日のメニューを見て「アスパラ焼き」・「トマトチーズ」を注文です。
お隣のカップルさんはネットでお店を見つけて予約されての来店で、お店一押しの「きも」を食べて「おいし~い」と感動の声で盛りあがっておりました。
少しバタバタしてしまい、いつもより遅めのお昼ご飯になりました。
こういうときはがっちりと食べたくなり、【もっこす:板宿店】に足を向けました。
単品の 「中華そば」(630円) をはじめ、 ミニラーメンに餃子とライスの付く「ミニAセット」(500円) など色々とお得な組み合わせがあるのですが、本日は王道の「チューシューメン」(840円)にしました。
ラーメン鉢を覆いつくすように「チャーシュー」が2段(3段?)重ねに盛られており、このあいだにたっぷりの刻みねぎが挟まれています。
食べても食べてもなくなりそうにない「チャーシュー」ですが、「おろしニンニク」をたっぷりと入れたスープと麺とのバランスも良く、食べ飽きません。
完璧なB級グルメの一杯ですが、満足度も一杯の「チャーシューメン」です。
瀬戸内海の春の風物詩である、いかなごの新子漁も最盛期のようで、値段も落ち着いてきているようです。
この時期の神戸・明石あたりは「いかなごの釘煮」を外すことはできなく、居酒屋さんやスナック等の「突き出し」として、顔を合わす機会が多くなります。
今宵も【仙草】さんでは料理を注文することなく、「突き出し」だけで一杯呑んでいましたので、居酒屋使いになってしまいました。
* 54-2 いかなごの釘煮
* 89 ホウレン草カシューナッツ和え
* 90 高野豆腐
* 91 大根の漬物
「突き出し」の数も90を超えてきていますので、重複しないように確認するのも大変になってきていますが、反面ママさんの努力を感じる作業でもあり、楽しみながら整理しています。
夜の歓楽街の福原にしては、静かな裏通りで暖簾を出されている【山科(やましな)】さんで、今宵はちょっと一杯です。
「お食事処」とありますので、居酒屋メニューはもちろんのこと、食事もできますが、女将さんが沖縄県出身ですので沖縄料理をどうしても選んでしまいます。
場所柄、夜のオネイサン達が仕事帰りに寄られますので、本来は夜中から朝方4時5時までが忙しく、この時間帯はお客さんも少なく、静かに呑めるのが魅力です。
まずは「ラフティー」を注文しましたが、煮込みが浅いということで「ソーキ」にしました。
沖縄らしく「アグー豚の餃子」でお腹を沈め、「島ラッキョウ」でビールを楽しんでおりましたら、大将がサービスで「水菜のおひたし」を出してくれました。
どれも手作り感のある家庭料理で、安心していただけます。
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