少し気温が落ち込みますと、温かいモノを体が求めるようです。
今日の昼ご飯は麺類がいいと、「選べる3種の丼ぶりとかけうどんのセット」(590円)にしました。
長いセットメニューの名称ですが、「鶏マヨ丼」・「カキ玉丼」、そしてわたしが選びました「かき揚げ丼」の3種類から好きな丼物が選べます。
かき揚げは、<海老・玉ねぎ・さつま芋・グリーンピース>が使われており、バリッとした仕上がりで海老もたくさん入っています。
ほんのりとした出汁の掛け具合、ひつこさもなく美味しくいただけました。
かけうどんは、<天かす(揚げ玉)・ネギ・カマボコ>です。
見るからに山椒の調合が多いかなという七味をたっぷりとかけ、関西風の鰹と昆布の出汁がおいしく、麺がコシのない「うろん」の茹で加減ですので、これまたいい塩梅でした。
「みりん干し」という呼び方が一般的なようですが、おばあちゃん子だったわたしには、<桜干し>と呼ぶ方がしっくりと馴染みます。
中学生時代のお弁当には、赤ウインや玉子焼きに並ぶ定番メニューでした。
今宵の肴は、「みりん干し」(300円)です。
「みりん干し」は大正時代初期に九州地方で鰯を醤油に浸けて乾燥させた製品が始まりとされ、その後調味料の味付けの工夫がされ、風味と滋養に富む手頃な保存食品として全国各地に広まりました。
「みりん干し」を<桜干し>というのは、元々の原材料の真鰯(今は片口鰯が主流)が、桜の咲く3~4月頃のモノが脂肪が少なくて最適で、この時期が最盛期であったこと。
また、鰯を開いて干した形が、桜の花びらに似ているからとも言われています。
現実的な話としては1931(昭和6)年当時、<みりん干し>は嗜好食品とみなされ、鉄道運賃が高く制定されていました。
鉄道省に陳情の上、「みりん」の文字をはずして「桜干し」とすれば、惣菜品となり安く出荷出来たことによります。
麻婆豆腐もカレーも大好きですが、この「マーボカレー」(490円)は、商品ポスターの見た目の色合いがあまり良くなく、新登場を知りながら眺めるだけでした。
昨日は20度近い気温から、今日は9度と急激に冷え込みましたので、体が温まるかなとおもい食べてみました。
一口食べて、「なんじゃぁ~」という味で、これはいけません。
正直、「麻婆豆腐」なのか「カレー」なのか分からない味です。
四川花椒の味、ニンニクの芽の味、スパイスの味、どれもがバラバラで統一感がありません。
先だっては<すき家>で 「カレー南蛮牛丼」 を食べてみましたが、中途半端な味でした。
この時期<すき家>も【松屋】も新規メニューは、どれも良くないようです。
【松屋】さんには、 「トマトカレー」 という出来のいいカレーがあるのですから、この商品の復活を望みます。
気がついていなかったのですが、いつの間にか 「ゲソのから揚げ」(280円) がメニューから消えていました。
今宵の肴は、「ゲソの塩焼」(280円)です。
「ゲソのから揚げ」に比べて、なんとなく寂しげな量に、苦笑せざるを得ません。
新鮮な「イカの足」も原価が高いのか、コリコリと味わいながら、瓶ビールを呑んでおりました。
< ワンタンスープ(600円)・ワンタンメン(800円)・ワンタンチャーチュー(1000円)>
【仙草】のママさん、本当にお店の中で休むことなく動かれています。
少しばかりお客さんの流れが途切れますとと、餃子を包んだりしていますが、今宵は「ワンタン」の皮を包んでいました。
「ワンタン」は好きな料理で、一応「ワンタン」主体の三種類は写真のごとく制覇しており、特別メニューとして「酸辣湯(サンラータン)」にも、「ワンタン」入りを頼んでいます。
広東語表記では「雲呑」ですが、台湾では「扁食(ピェンスー)」になります。
やや黄色味のある皮の色合いでしたが、鶏卵を練り込んでいるのかもしれません。
寝かせて置いた餡を、次々に手際良く包まれていく早やさは見ていて気持ちがいいもので、思わず見とれておりました。
今宵も、一品料理は取らずに、ママさんの「突き出し」だけで楽しんできました。
* 86 イイダコとホウレン草のゴマ和え
* 8-2 シンコ(新子)の釜揚げ・ポン酢和え
* 87 フルセ(古背)の釘煮(甘露煮)
* 88 ミニ豚まん
今は「いかなご」が旬の時期ですので、<新子の釜揚げ・ポン酢和え>は二度目の登場ですが、季節感のある「突き出し」として再掲です。
同じ「いかなご」として、「新子と古背」が並ぶのも、面白い取り合わせで楽しめました。
ミニ豚まんも、生姜の味がよく効いており、何も調味料を付けなくても肉汁の味わいだけで美味しくいただけました。
うっかりしていて<旨み処「きはた」>さんが、月曜定休日だということを忘れて訪問してしまいました。
いろいろとお昼ご飯の候補が浮かびましたが、一番近い【吉珍】さんへ方向転換です。
いつも通り食後の珈琲がセットでついている、「おまかせ弁当」(600円)です。
本日のお弁当は、<出し巻き・佃煮・竹輪の炒め物・鶏のカンロ煮・ほうれん草>で、いつもに比べて密度が低いように感じましたが、炊きたてのアツアツご飯でおいしくいただいてきました。
食後に「アイスコーヒー」をお願いし、久しぶりにNHKのニュースをテレビで観ながら、のんびりと休憩ができました。
久しぶりの訪問になります 【たこ十】 ですが、変わらず元気な大将から「おお!!ファルコン、元気か」と笑顔で迎えていただき、女将(奥)さんもいつも通りで安心しました。
お店はスナック街の裏路地にありますが、仕事を終えたママさんやオネイサン達が、ご飯やお酒を楽しみに続々と入店されてきます。
ニューハーフのママさんがいるお店とは知らずに入った<グリフィンドール>で、 「未来式カレー」 を食べてきていますので、カウンターに並べられたおばんざいの大鉢を眺め、キリンビールのお相手には「烏賊の煮付け」をいただきました。
「向かいでカレーを食べてきたから、ご飯はいいです」と女将さんに言えば、「ファルコンさん、ニューハーフに興味があるんですか」と、笑われてしまいました。
大将とわたしとが長話をしているのも気にせず、マメに動かれてお客さんの相手をされている女将さんに申しわけないなと感じながら、カウンター席から旧交を温めてきました。
久しぶりに出てきた夜の三宮の世界ですので、同い年の大将が夜中から営業を始める 「たこ十」 に訪問しなければと早目に覗き、ノックをしたのですが休憩中なのか反応がありません。
三宮で「ファルコン」さんと呼ばれる顔馴染みのスナックは、先に訪問した 「スイートピー」 しかなく、どうしようかなと考えていましたら、「たこ十」のお店の向かい側からいい匂いがしていましたので、時間つぶしにと覗いてみました。
なんとお店のカウンター内におられたママさんはニューハーフで、コスプレ姿が決まっていました。
この時間まで呑んでいますとさすがにお腹が空き、「未来式カレー」(1000円)をいただきました。
<未来(みらい)>ちゃんというのが、ママさん(?)の名前です。
食べ慣れたカレールーだけのインド式ではなく、大きなじゃがいもゴロゴロの家庭的なカレーです。
福神漬もたっぷりと出していただき、ママさんと馬鹿話をしながら時間をつぶしておりました。
仕事仲間と、夜な夜な三宮の繁華街を飲み歩いていた時代もありましたが、すっかりご無沙汰になってしまいました。
以前は、業界の会合が三宮界隈で開かれておりましたが、いまはそれもなくなり、出向くことがありません。
久しぶりに【スイートピー】さんに、顔出しです。
多くの行きつけのお店がありましたが、もう三宮で<ファルコンさん>と呼んでくれるお店は、この一軒だけになりました。
わたしが勤めていた事務所を辞め、独立したのが平成元年です。
ママさんも数か月遅れで開業され、仲良く数字を刻み来年は共に25周年を迎えます。
お店も大きなスペースから何回か移転され、今はカウンターだけの小さなお店を一人で切り盛りされています。
8年ぶりの訪問になりましたが、昔のボトルはそのまま残してくれていました。
ボトルを空け、新しいボトルをキープしましたが、さて次の訪問はいつになるかなと考えながら呑んでおりました。
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