『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』@<マイク・リー>監督
8月
23日
『秘密と嘘』・『ターナー、光に愛を求めて』の<マイク・リー>が監督・脚本を担った『Hard Truths』が、邦題『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』として、2025年10月24日に公開されます。
本作は現代の英ロンドンを舞台に、いつも何かに苛立ち、身近な人々との衝突を繰り返していた中年女性「パンジー」の姿を描いた物語です。妹から誘われた母親の墓参りをきっかけに、「パンジー」は自分の秘められた気持ちと向き合い始めます。その心の奥には、長年、家族に複雑な思いを抱えてきた「パンジー」の深い孤独や悲しみが浮かぶのでした。
『秘密と嘘』で第69回アカデミー賞助演女優賞の候補となりました<マリアンヌ・ジャン=バプティスト>が「パンジー」役で出演。同じく『秘密と嘘』に出演していた<ミシェル・オースティン>が陽気な性格の妹「シャンテル」を演じています。
<マイク・リー>の監督作が公開されるのは、2019年の『ピータールー マンチェスターの悲劇』以来6年ぶりになります。80代となった彼は今回初めてロンドンで生きる黒人たちの日常生活をテーマに据えています。
ポスターには「パンジー」が妹の胸にもたれかかるカットに、「あなたを理解することは出来ないけれど、それでも、わたしは愛してる。」というコピーが添えられています。