ダウ平均株価(6月3日)終値4万2519ドル64セント
6月
4日
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米トランプ政権の貿易政策を巡る不透明感は根強いものの、中国を含む貿易相手国・地域との交渉が進むとの期待が相場を支えています。半面、世界経済の成長鈍化への懸念は重荷で、ダウ平均株価は下落する場面がありました。
米政府は2日に<トランプ大統領>と中国の<習近平国家主席>が週内にも協議すると明らかにしました。暫定的な貿易協定の順守などを巡って前週末から週明けにかけて米中がお互いを非難し、両国の対立が激化するとの警戒が強まっていました。米中の貿易交渉が停滞しているとみられるなか、米中トップによる直接対話で協議が進展するとの見方が出ています。
2日には米政権が貿易相手国に4日までに交渉に関する最善の提案を提出するよう求めていると伝わり、主要国との貿易協議が進むとの期待もあります。<トランプ大統領>は前週末に鉄鋼やアルミニウム製品への関税を(25%)から(50%)に引き上げると表明し、欧州連合(EU)が反発するなど、中国以外との貿易交渉にも不透明感がでています。
3日、経済協力開発機構(OECD)が発表しました経済見通しでは、2025年の米成長率予想を前回の(2.2%)から(1.6%)に下方修正しています。2025年のインフレ率見通しは(2.8%)から(3.2%)へと引き上げました。中国メディアの財新と米S&Pグローバルが同日発表しました5月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は好不況の境目とされる(50)を下回りました。米国の関税引き上げや政策不透明感による経済活動の停滞が改めて意識されたことは投資家心理の重荷となっています。
ダウ平均株価は、前日比214ドル16セント(0.51%)高の4万2519ドル64セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比156.34ポイント(0.81%)高の1万9398.96で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比34.43ポイント (0.58%)高の5970.37で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比156.34ポイント(0.81%)高の1万9398.96で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比34.43ポイント (0.58%)高の5970.37で終えています。