『がんばっていきまっしょい』@NHK-BS
6月
3日
本日<13:00>より「NHK-BS」にて、四国・松山を舞台に、ボートに青春をかけた女子高生たちの姿を瑞々しく描き、1988年10月10日より公開されました『がんばっていきまっしょい』の放送があります。
原作は1995年、松山市主催第4回坊っちゃん文学賞大賞を受賞した<敷村良子>作の私小説『がんばっていきまっしょい』(1996年7月・マガジンハウス)です。2024年10月にはアニメ『がんばっていきまっしょい』が公開されています。
1976年、春。東校に入学した「篠村悦子」こと〈悦ネエ〉は、以前から憧れていたボート部に入部を希望しますが、東校には女子ボート部がありませんでした。そこで強情な性格の彼女は、ないのなら作ればいいと先生に直訴。自ら女子ボート部を創設してしまいます。「ナックル・フォア」という5人競技が女子の主流であると聞いた〈悦ネエ〉は、新人戦のある10月までという条件で「ヒメ」、「リー」、「ダッコ」、「イモッチ」の4人のメンバーを集めますが、誰ひとりとしてボートの経験者のいない彼女たちは、ボートを海へ運ぶことすら一苦労でした。
「篠村悦子(悦ネエ)」に<田中麗奈>、「中崎敦子(ヒメ)」に<清水真実>、「矢野利絵(リー) 」に<葵若菜(現・千崎若菜)>、「菊池多恵子(ダッコ)」に< 真野きりな>、「中浦真由美(イモッチ) 」に<久積絵夢>、「関野大(ブー)」に<松尾政寿>、「入江晶子」に<中嶋朋子>、「悦子の母・篠村里子」に<森山良子>ほかが出演し、原作者自身も保健室の先生として端役で出演しています。
監督は『目を閉じて抱いて』の<磯村一路>が自身が脚色・務めています。主演を演じた新人<田中麗奈>は、キネマ旬報日本映画新人女優賞を受賞しています。芸術文化振興基金助成作品。キネマ旬報日本映画ベスト・テン第3位の作品です。