13日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。同日朝に2025年12月期通期の利益見通しを撤回したユナイテッドヘルス・グループが下げ、ダウ平均の重荷となっています。一方、
米中が関税(115%)引き下げで合意したことが相場の下値を支えており、ダウ平均は下げ渋る場面がありました。
ユナイテッドヘルスは(15%あまり)下げる場面がありました。13日朝に最高経営責任者(CEO)の交代とあわせて、4月中旬に公表した利益見通しを取り下げています。医療費支払いが想定以上に増えていると説明し、業績の不透明感が広がりました。
一方、主要ハイテク株や景気敏感株などには見直し買いが続いています。米中が高関税の一部を停止して90日間貿易交渉を続けることで合意し、物価上昇や経済活動の低迷が米景気悪化を招くとの懸念が後退しています。すでに貿易協定を発表した英国を除いた主要な貿易相手国・地域と米政府との交渉が進むとの期待も高まっているようです。
ダウ平均株価は、前日比269ドル67セント(0.64%)安の4万2140ドル43セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比301.74ポイント(1.61%)高の1万9010.08で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比42.36ポイント (0.72%)高の5886.55で終えています。