今夜<21:00>より「NHK-BSプレミアム4K」にて、1993年中国・香港・台湾合作製作の『原題または英題:覇王別姫 Farewell My Concubine』が、邦題
『さらば、わが愛 覇王別姫 』として、1994年2月11日に日本初公開され、製作から30周年、<レスリー・チャン>没後20年の節目となる2023年、7月28日より〈4K版〉にて、再上映されました作品の放送があります。
2人の京劇俳優の波乱に満ちた生きざまを描き、中国語映画として初めてカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した一大叙事詩です。京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇役者の愛憎と人生を、国民党政権下の1925年から、文化大革命時代を経た1970年代末までの50年にわたる中国の動乱の歴史とともに描いています。
デビュー作『黄色い大地』(1984年)で注目され、本作の成功によって中国第5世代を代表する監督となった<チェン・カイコー>が監督を務めています。
1925年の北京。遊女である母に捨てられ、京劇の養成所に入れられた「小豆子」でした。いじめられる彼を弟のようにかばい、つらく厳しい修行の中で常に強い助けとなる「石頭」。やがて成長した2人は京劇界の大スターとなっていきます。
時代に翻弄されながらも愛を貫こうとする女形の「程蝶衣(チェン・ディエイー)」を<レスリー・チャン>が演じ、恋敵の高級娼婦役で<コン・リー>が出演しています。