19世紀フランスに実在したヒゲを生やした女性<クレマンティーヌ・デレ>をモデルに、コンプレックスを抱えながらもありのままに生きようとする女性を描いた2023年フランス・ベルギー合作製作『ロザリー』が、2025年5月2日より公開されます。
1870年代、フランス。「ロザリー」は生まれた時から多毛症に悩まされ、そのことを周囲に隠し続けてきました。田舎町でカフェを営む「アベル」と結婚し店を手伝うことになった彼女は、自分がヒゲを伸ばした姿を見せることで客が集まるかもしれないと思いつきます。「アベル」はそんな彼女の行動に嫌悪感を示しますが、いつしかその純粋で真摯な姿勢にひかれていきます。
『私がやりました』・『悪なき殺人』の<ナディア・テレスキウィッツ>が「ロザリー」役で主演を務め、『ピアニスト』の<ブノワ・マジメル>が夫「アベル」を演じています。
共演は『パーソナル・ショッパー』など俳優としても活動する歌手<バンジャマン・ビオレ>、『ぼくを探しに』の<ギョーム・グイ>。長編監督デビュー作『ザ・ダンサー』で注目を集めた<ステファニー・ディ・ジュースト>が監督・脚本を手がけています。