「1ドル=142円95銭~142円98銭」
4月
23日
22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落で、前日比70銭円安・ドル高の「1ドル=141円55〜65銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=141円67銭」、高値は「1ドル=140円22銭」でした。
海外市場で約7カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた後で、持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢になりました。米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待も円売り・ドル買いにつながっています。
22日の東京市場の取引時間帯では一時「1ドル=139円台後半と2024年9月以来の円高・ドル安水準をつけています。足元で急速に円高・ドル安が進行した後で、ニューヨーク市場ではひとまず持ち高調整や利益確定の円売り・ドル買いが出やすくなっています。
22日、米ブルームバーグ通信は<ベッセント米財務長官>が金融機関が主催した投資家向けのイベントで中国との関税を巡る対立は持続的ではなく、緩和に向かうとの認識を示したと伝え、米中摩擦や米景気を巡る過度な懸念が和らいでいます。
前日は米連邦準備理事会(FRB)の独立性を巡る不透明感などを背景に米資産への売りが強まっていましたが、22日は米株式相場は大幅に反発し、米長期債への売りは一服でした。米国の信認低下を警戒したドル売りも和らぎ、円売り・ドル買いが出やすくなりました。