「1ドル=147円27銭~147円28銭」(3月10日)
3月
10日
10日の東京外国為替市場で、円相場は小幅に3営業日続伸でした。17時時点では前週末の同時点に比べ5銭の円高・ドル安の「1ドル=147円62〜63銭」で推移しています。
米景気減速への懸念で日本時間10日の取引で米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りが入りました。
<トランプ米大統領>は9日、米FOXニュースとのインタビューで米国の景気後退を予測しているかと問われ「過渡期がある」とコメントし、明確に否定しませんでした。米景気懸念で日本時間10日に米長期金利が低下しており、円買い・ドル売りに流れています。国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが(1.575%)と、2008年10月以来の高水準をつけています。国内金利の上昇も円相場の支援材料となりました。
もっとも円の上値は限られ、10日午後に米長期金利の低下が一服すると、持ち高調整目的の円売り・ドル買いが出ています。