「1ドル=154円32銭~154円35銭」
2月
13日
12日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比1円90銭円安・ドル高の「1ドル=154円35〜45銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=154円80銭」、高値は「1ドル=153円29銭」でした。
12日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、米国の物価上昇圧力の強さを示しました。米長期金利が上昇(債券価格は下落)し、10年債利回り(4.62%)で終え、円売り・ドル買いに流れています。
(CPI)の上昇率は前月比(0.5%)となり、市場予想(0.3%)を上回りました。前年同月比では(3.0%)と4カ月連続で伸びが加速し、市場予想(2.9%)以上でした。エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率は前月比(0.4%)、前年同月比(3.3%)で、ともに市場予想を上回っています。
米短期金利先物市場では米連邦準備理事会(FRB)が年前半に利下げするとの予想確率が低下しています。年内の利下げ予想も後退でした。(CPI)を受けて10年債利回りは、一時前日比(0.13%)高い(4.66%)に上昇しています。日米金利差が拡大し、円の重荷となりました。