8日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落でした。12時時点は「1ドル=158円08〜10銭」と前日17時時点と比べて60銭の円安・ドル高でした。
7日の米長期金利が約8カ月ぶりの水準まで上昇し、日米金利差が開いたままとの見方から円売り・ドル買いが先行しました。
これを受け、7日の米債券市場では、米長期金利が(4.7%)近くまで上昇。日本時間8日午前の取引でも米長期金利は(4.68%前後)と高水準で推移しており、ドル買いに安心感が広がりました。
円相場は「1ドル=157円台」まで下げ渋る場面もありました。国内輸出企業などが円の手当てに動いたとの観測が出ています。8日午前の取引で国内の長期金利が上昇していることも円への買いを誘っています。