『座頭市兇状旅』@BS12トゥエルビ
1月
23日
今夜<20:00>より「BS12トゥエルビ」にて、1963年8月10日より「座頭市」シリーズの第4作目として公開されました『座頭市兇状旅』の放送があります。
殺陣の見せ場もこれまでよりさらに増え、浪人とのラストの対決や、徳利を真っ二つにする居合抜きの場面など、趣向を凝らしたドスさばきがますます冴えています。
上州下仁田。「市」が投宿した旅篭の主人「島蔵」を訪ねて来た「佐吉」と「東九郎」の話から、土地の二代目親分「佐吉」と、旅篭の親切な娘「のぶ」は恋仲ですが、「のぶ」の養父「島蔵」は「佐吉」の先代に遂われた元貸元で、未だに縄張りの夢が捨てきれずにいることを知ります。
彼らは二代目披露を兼ねた今夜の花会をぶちこわして「佐吉」を窮地に陥れ、同時に「佐吉」を消すこと考えていました。そのために「蛾十郎」という浪人まで傭っていました。娘「のぶ」も養父と「佐吉」の仲の悪いことを感づいていました。翌日、「佐吉」が「蛾十郎」と「東九郎」の罠にはまりかけたとき、「佐吉」の立場を考えた「市」が自分一人の喧嘩として買って出ます。
「座頭市」に<勝新太郎>、「おのぶ」に<高田美和>、「おたね」に<万里昌代>、「下仁田の佐吉」に<成田純一郎>、「棚倉蛾十郎」に<北城寿太郎>、「おまき」に<村瀬幸子>、「文殊の喜助」に<小林勝彦>、「国定忠冶」に<名和宏>、「矢切の東九郎」に<安部徹>ほかが出演、監督は<田中徳三>が務めています。