『雪子さんの足音』@<浜野佐知>監督
5月
13日
第158回芥川賞候補になりました<木村紅美>の小説『雪子さんの足音』を、<吉行和子>の主演で映画化した『雪子さんの足音』が、2019年5月18日より公開されます。
「月光荘」という名の洋館で2階を下宿人に貸している大家の「川島雪子」は、放蕩息子の死をきっかけに月光荘の大部屋ををサロンとして開放します。
サロンの常連でテレフォンオペレーターをしている「小野田香織」は、肉親や職場の人間関係に対して屈折した感情を抱いていました。ある日、「香織」は男子大学生の「湯佐薫」をサロンに招き、その日から夕食会や部屋への食事の出前、ぽち袋に入ったお小遣いなど、「雪子」と「香織」の過剰なまでの善意と援助が「薫」に向けられます。
やがて「薫」は月光荘から逃げ出してしまいますが、それから20年が過ぎ、「雪子」が孤独死したということを知った「薫」は、再び月光荘を訪れようとします。
「川島雪子」役に<吉行和子>のほか、「香織」役で<菜葉菜>、「薫」役で<寛一郎>が共演。<寛一郎>の父でもある<佐藤浩市>が友情出演しています。監督は『百合子、ダスヴィダーニヤ』の<浜野佐知>が務めています。