21日、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは、共同創業者<サム・アルトマン>氏が最高経営責任者(CEO)に復帰することで基本合意したと発表しています。
マイクロソフトの<サティア・ナデラ>CEOが、<サム・アルトマン>氏を
マイクロソフト傘下に新設するAI研究グループのトップとして迎え入れると発言した後、オープンAI従業員のほとんどが、アルトマン氏のCEO復帰をしなければ同社を辞めてマイクロソフトに移籍するとの公開書簡を出しており、その行方が見守られていましたが、収まるところに収まった感じです。
オープンAIの公式Xアカウントによれば、<サム・アルトマン>氏がCEOとして復帰することで基本的な合意に達し、新しい取締役会には<ブレット・テイラー>氏(会長)、<ラリー・サマーズ>氏、そしてQuara(クオーラ)の<アダム・ダンジェロ>CEOが加わることになっています。
詳細はこれから詰めていくということで、この3人以外の取締役構成がどうなっているのか、<サム・アルトマン>氏の後を追って退任していた<グレッグ・ブロックマン>氏などのポジションはどうなるのか、興味深いところです。
17日に取締役会からコミュニケーション不全を理由に突然の「解任」から5日、オープンAIの従業員の人材流出も危ぶまれましたが、事態の収束に向けて一歩踏み出しています。