「1ドル=149円94戦」
10月
3日
日銀が大規模な金融緩和策を続ける一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めは長期化するとの観測が広がり、運用に有利なドルを買う動きが強まりました。午後に入ると、円売りが一服する場面も出ています。
東京株式市場では日経平均株価が「521円94銭(1.64%)」の大幅続落しています。午前の国債市場は長期金利の指標である新発10年債が売られ利回りが約10年1カ月ぶりに(0.780%)まで上昇するなど、一時はトリプル安の様相となりました。
米経済の堅調さが2日発表の9月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が(49.0)と市場予想(48.0)を上回って示され、(FRB)が長く引き締めを続けるとの見方が強まっています。日米の金利差拡大が意識され、ドルを買って円を売る動きが優勢となりました。