<グーグルロゴ>(273)「2022年大晦日」
12月
31日
「大晦日」や「大晦」は、1年の終りの日を意味しています。
月末のことを「晦日・晦」と言い、年末の最後の晦日なので「大晦日・大晦」となります。「みそか」は三十日の意、「つごもり」は月篭りが転じたもので、旧暦では毎月1日が新月であり、その前日を「つごもり」と呼びました。
また、大晦日の夜は「除夜」と呼ばれています。かつては一年の神「歳神」を迎えるために朝まで眠らずに過ごす習慣がありました。除夜には各家庭で「年越し蕎麦」が食べられ、寺では「除夜の鐘」が撞かれます。
「除夜の鐘」は108回撞かれます。眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに苦楽・不苦・不楽があって18類、この18類それぞれに浄・染があって36類、この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり、これは人間の煩悩の数を表すとされています。また、月の数12、二十四節気の数24、七十二候の数72を足した数が108となり、1年間を表しているとの説もあるようです。
今年は、年末の行動規制がないようで、「立江寺」では、「除夜の鐘」が鳴り響くでしょうか。