大相撲九州場所(千秋楽・15日目)@福岡国際センター
11月
28日
優勝争いは、2敗の前頭筆頭<高安>、3敗の大関<貴景勝>、九枚目<阿炎>の3人に絞られていましたが、単独2敗だった<高安>は3敗の<阿炎>に敗れ、本割で初優勝を決められず、結びの一番で<貴景勝>が勝って3敗を死守し、1994年春場所〈曙(優勝)・貴ノ浪・貴闘力〉以来、28年ぶりに巴戦での優勝決定戦となりました。
優勝決定戦は、前頭九枚目<阿炎>が、最初の取り組みで前頭筆頭<高安>に勝ち、大関<貴景勝>も寄り切り連勝して、初優勝を飾っています。
<貴景勝>は、2020年11月以来3度目の優勝を逃し、<高安>は7度目の優勝争いでまたもや初優勝を逃しています。
また、東前頭十六枚目の<照強>(27)が、西前頭二枚目の<逸ノ城>と対戦し、「上手投げ」で敗れ、幕内で初日から15戦全敗という不名誉な記録に名を残しています。
幕内の同一場所での15戦全敗は、1991年名古屋場所の<板井>以来で31年ぶり5人目となっています。