発見された「キイロネクイハムシ」(画像:京都大学の曽田貞滋教授提供)
日本では絶滅したとみられていた水生昆虫「キイロネクイハムシ」を滋賀県の琵琶湖で見つけたと、京都大学の<加藤真教授>(生態学)らが発表しています。国内での確認は約60年ぶりとなるそうです。
「キイロネクイハムシ」は一生を水中だけで過ごすのが特徴で体長約4ミリ程度。酸素濃度が高く水質の良い池などに生息します。
<加藤真教授>が別の虫の研究で琵琶湖から水生の植物を持ち帰って調べたところ、「キイロネクイハムシ」の雄1匹を今年2月に発見。その後、琵琶湖の同じ場所から採取した別の植物からも雄と雌計2匹を見つけています。
「キイロネクイハムシ」は世界で初めて神奈川県で見つかり、1885年に新種として発表されていました。
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