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- 今年の読書(33)『イエロー・サブマリン』小路幸也(集英社文庫)
著者<小路幸也>の古書店〈東亰バンドワゴン〉を営む堀田家の日々が綴られます〈東京バンドワゴン〉シリーズも15作目になりました。1作目(2006年)からの、長い付き合いのシリーズですが、それだけ楽しく読める内容になっています。
このシリーズは〈堀田家の今〉を描く〈本編〉が三作続き、〈主に過去の時代の堀田家など〉を描く〈番外編〉を4年に一作挟むという形で今まで続いています。新刊本が先行して刊行されていますので、文庫本のチェックも大変です。
文庫本15作目になる2022年4月30日発売の今回の新刊のタイトルは『イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン』です。本編に戻っていますので、いつものビートルズナンバーがタイトルになっています。
いつも通り、10年前に76歳で亡くなった三代目店主の「堀田勘一」の妻「堀田サチ」の{幽霊?}の語り口で、堀田家に起こる事件や騒動を描いています。
四世代が同居する堀田家を中心にかなりの数の登場人物のが出てきますので、馴染みのない読者には巻頭についています人物相関図が役に立つと思います。
今回も四季を通じて堀田家の一年の物語が収められています。
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