『墨画龍虎』特別公開@京都御所
12月
28日
屏風は左右一対で、それぞれ高さ約182センチ、横約370センチ。江戸時代中期(18世紀)に活躍した絵師<鶴沢探鯨>の作で、右隻に渦巻く雲の間から姿を現す巨大な龍、左隻には龍に驚き、警戒する2頭の虎の様子が墨で生き生きと描かれています。
京都御所は何度も火災に見舞われており、嘉永7(1854)年の大火でほぼ全焼。大半の御殿や調度品が失われましたが、この屏風は被害を免れ、無事でした。
宮内庁京都事務所によると、左右そろっての公開は初めてになります。