『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』@<フランソワ・ジラール>監督
11月
29日
1938年、ロンドンに住む9歳の「マーティン」の家に、類まれなバイオリンの才能を持つポーランド系ユダヤ人の少年「ドヴィドル」がやって来ます。「マーティン」と兄弟のように育った「ドヴィドル」は、21歳でデビューコンサートの日を迎えますが、当日になってこつ然と姿を消してしまいます。
35年後、コンサートの審査員をしていた「マーティン」は、ある青年のバイオリンの音色を聴き、がく然とする。その演奏は「ドヴィドル」にしか教えられないものでした。「マーティン」は長い沈黙を破って「ドヴィドル」を捜す旅に出ます。
「マーティン」に<ティム・ロス>、56歳になった「ドヴィドル」に<クライヴ・オーウェン>が扮しています。少年時代の「ドヴィドル」は、本作で映画デビューを飾った<ルーク・ドイル>が演じています。
監督は、トロント国際映画祭上映作品。第11回東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞、第72回アカデミー賞音楽賞受賞作品『レッド・バイオリン』(1998年)・『シルク』(2007年)の<フランソワ・ジラール>が務めています。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの<ハワード・ショア>が音楽を手がけ、21世紀を代表するバイオリニストの<レイ・チェン>がバイオリン演奏を担当しています。