日経平均株価(9月24日)@終値3万0248円81銭
9月
24日
終値は、前営業日比609円41銭(2.06%)高の3万0248円81銭で取引を終えています。終値で3万円台に乗せるのは、(9月17日)の「3万0500円05銭」以来、1週間ぶりになります。
世界的な懸念材料となっていました中国不動産大手「中国恒大集団」の債務問題に関する不安が後退し、日経平均は今週、2営業日で800円を超える下落となっていた反動もあって、幅広い銘柄に買いが入っています。
「中国恒大集団」が人民元建て債の利払いを実施すると発表し、前日の香港株式市場で「中国恒大」株は急伸しています。また、前日の米株式市場では米長期金利上昇などを追い風に景気敏感株が買われ、主要株価指数が大幅上昇しています。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、鉄鋼や金融株などへの買いが目立ちました。
21~22日に米連邦準備理事会(FRB)が開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、次回11月の会合でのテーパリング(量的緩和の縮小)の開始決定を強く示唆しています。(FOMC)の結果と(FRB)<パウエル>議長の講演が金融市場で混乱なく受け止められたことも、日本株の買い安心感につながったようです。