オランダ政府は2日、英製薬大手「アストラゼネカ」製の新型コロナウイルスワクチンについて、60歳未満への接種を停止すると発表しています。血小板減少を伴うまれな血栓症を接種後に発症する例が報告されていることから、「予防的措置」として決定しました。 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)が来週7日に改めて示す血栓症に関する見解を踏まえ、その後の対応を判断します。60歳未満への接種停止決定は先月30日のドイツに続く動きです。カナダも55歳未満への接種を中断しています。 オランダでは、アストラ製ワクチンの接種後に血小板減少を伴う血栓症を発症した例が、25~65歳の女性に新たに5件あったといいます。