本日11月25日は、作家<三島由紀夫>が自衛隊の市ヶ谷駐屯地で、割腹自殺をした「三島事件」から、今年で50年となりました。今年3月には、ドキュメンタリー 『三島由紀夫VS東大全共闘50年目の真実』 が上映されています。
大型書店には三島由紀夫関連の本のコーナーもできているようです。普通の作家であれば、その没後何周年でのコーナーには、その作家の小説が並びますが、三島コーナーでは、彼自身の著作も並んでいるのですが、衝撃的な死をめぐる論考書籍も目立つようです。
「三島事件」のとき、私は15歳、中学3年生でした。当時から<三島由紀夫>の作品は好んで読んでおり、担任の<N>先生が国語の教師ということもあり、よく話題にしていました。
忘れもしません、昼からの授業の冒頭に<N>先生が、教室に入って来るなり「三島が死んだ」と言われたことは、衝撃的な言葉でした。
今はありませんが、元町商店街に「黒木書店」という堅物のおやじさんが経営していた古書店があり、憧れの<三島>の作家デビュ作品である七丈書院の『花ざかりの森』の初版本を、見せていただき手にしたときの感動は、大きな青い文字のタイトルと共にいまでも忘れません。
あれから半世紀たち、憲法改正の話題の中、自衛隊問題の意識も変化していることだと思います。もはや「三島事件」も近代史の一コマとして歴史の中に組み込まれてもいいような気がしています。
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投稿日 2020-11-25 11:02
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2020-11-25 11:58
ワオ!と言っているユーザー