料理旅館「上木屋町幾松」閉店＠京都市中京区

明治維新に貢献した「維新の三傑」（西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允）の一人である＜桂小五郎（木戸孝允）＞（天保４年６月２６日〈１８３３年８月１１日〉～明治１０年〈１８７７年〉５月２６日）の寓居跡で、妻＜幾松（松子）＞（天保１４年１０月１日〈１８４３年１１月２２日〉～明治１９年〈１８８６年〉４月１０日）との恋物語の舞台として伝わる高級料理旅館「上木屋町幾松」（京都市中京区）が、令和２年１０月２０日をもって閉店すると２９日、同店のホームページで明らかにしています。

＜桂小五郎＞と＜幾松＞が幕末に過ごした屋敷跡で、新選組など幕府方からの不意の攻撃に備えて抜け穴や隠し部屋などの仕掛けを可能な限り保存しているといい、２００４年に本館が国の登録有形文化財に指定されています。

料理旅館としては１８９０年に創業。古いたたずまいや鴨川に面した風情が多くのファンに愛され、初夏に設けられる納涼床も風物詩の一つでした。

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