月着陸船(ランダ-)@ispace
7月
31日
月着陸船の大きさは着陸脚を広げた状態で幅約2・6メートル、高さ約2・3メートル。重さは約340キロ。燃料タンクの小型化などを施し、前回、2018年(平成30年)9月に発表したデザインより小さくなっています。月着陸船の上部には、約30キロの荷物を載せれます。
「ispace」は、今年9月までに詳細設計を終え、年内をめどに管制室を整備し、来年には月着陸船の部品の組み立てを始めます。その後、耐久性などの試験を経て、打ち上げ地となる米国に輸送。2022年(令和4年)に米宇宙ベンチャーの 「スペースX」の「Falcon(ファルコン)9」ロケット で打ち上げる予定です。打ち上げは当初、2021年の予定でしたが、準備の遅れなどにより、延期されています。
「ispace」は、民間による月面探査プロジェクト「HAKUTO(ハクト)-R」を推進。月着陸船と月面探査車(ローバー)の開発を進めています。月には貴重な鉱物資源のほか、数十億トンの水が存在するといわれており、月への物資の輸送や月面探査が実現できれば、人類による宇宙経済圏の構築に寄与となります。