＜藤井聡太七段＞（５７）２勝目＠王位戦挑戦者決定リーグ白組

将棋の＜藤井聡太七段＞（１７）が２０日、大阪市の関西将棋会館で指された王位戦挑戦者決定リーグ白組の２戦目で＜上村亘五段＞（３３）に１１８手で勝利。２勝０敗とし、首位に並んでいます。＜藤井聡太七段＞はこの勝利で、今年度の勝率が８割に復帰。８割台をキープできれば、史上初の「３年連続勝率８割以上」となります。

王位戦は、＜藤井聡太七段＞が＜屋敷伸之九段＞（４８）の持つ最年少タイトル獲得記録（１８歳６カ月）更新の可能性を残す４棋戦の一つです。この日は激しい攻め合いとなりましたが、得意の終盤戦でしっかり勝ち筋を読み切って快勝。初のタイトル挑戦へ向けて１歩前進しました。

８つの予選トーナメント突破者にシード棋士４人を加えた計１２人が、紅白２組に分かれて戦うのが王位戦の挑戦者決定リーグ。それぞれの組の優勝者同士が最後に戦い、勝者が＜木村一基王位＞（４６）と、例年７～９月に行われるタイトルをかけた７番勝負を対局します。

６人総当たりの白組では、２戦負けなしの＜藤井聡太七段＞と＜菅井竜也八段＞（２８）を、＜羽生善治九段＞（４９）と＜稲葉陽八段＞（３１）がともに１勝１敗で追う展開になっています。

＜藤井聡太七段＞は２４日（火）に＜稲葉陽八段＞と３戦目を戦います。