<芝野虎丸名人>王座を獲得@第67期王座戦五番勝負
11月
30日
10月に史上初めて10代で七大タイトル保持者になった<芝野名人>は、20歳0カ月の最年少2冠になっています。これまでの記録は平成23年に、<井山名人>(当時)が十段を奪取した21歳11カ月でした。
七大タイトルを2度独占するなど、平成の日本囲碁界に君臨した<井山>と、その<井山>の年少記録を抜いた<芝野>とのタイトル戦初対決とあって注目された王座戦5番勝負でした。
第1局を最も差の小さい「半目勝ち」で制した<芝野>は、第2局こそ敗れたものの、第3局は冷静な打ち回しで<井山>のミスを誘い1目半勝ち。第4局も落ち着いて打ち続け、勝ちに結びつけています。5連覇を逃した<井山>のタイトルは(棋聖・本因坊・天元)となり2012年(平成24年)7月以来の3冠に後退しています。