ファッションブランド「プラダ」も毛皮の使用を廃止
5月
31日
「プラダ」は声明で、毛皮の使用に反対する国際連盟「ファー・フリー・アライアンス(FFA)」との「前向きな対話」から今回の決定に至ったと説明しています。FFAには、イタリアの「反生体解剖連盟」や米動物保護団体「ヒューメイン・ソサエティー・インターナショナル」など、世界の約40か国・50団体以上が参加しています。
「プラダ」のアーティスティックディレクター、<ミウッチャ・プラダ>氏は、「イノベーションと社会的責任、ファーフリーの方針に真剣に取り組む」と宣言。「革新的な素材に注目することで、倫理的な需要を満たしながら創造性の高いデザインの新たな境界線を探ることが可能になる」と述べています。
一部の専門家によりますと、「プラダ」やその他高級ブランドの決定は、倫理的配慮を重視する若い顧客を引き付ける可能性があるといいます。市場調査会社「ユーロモニター・インターナショナル」のファッションアナリストは、「(ファッション)業界に対し、動物虐待などの倫理的問題に取り組む姿勢を求める圧力が強まっている」と指摘しています。