秋田県男鹿の珍味「棒アナゴ」として親しまれる深海魚は「クロヌタウナギ」ではなく、同じヌタウナギ類の「キタクロヌタウナギ」だったことが、県立大や茨城大などの研究チームによって突き止められています。
チームが31日付の国際科学誌「Asian Fisheries Science」電子版で発表しました。
秋田県で食用として流通している「棒アナゴ」は長年、「クロヌタウナギ」とされてきました。「クロヌタウナギ」は1904年、太平洋側の静岡県熱海沖でアメリカ人研究者が初めて発見。日本海側の秋田沖や能代沖でも生息しているのが定説になっていました。
ですが、研究者の間で太平洋側と日本海側の個体では違いがあるとの声が上がるようになり、県立大の<杉山秀樹>客員教授(海洋科学)らが2014年夏から研究していました。
ヌタウナギは脊椎動物として最も原始的な一群であり、硬骨魚類であるウナギとは体型が似ているに過ぎず、現生の他の魚類から最も遠縁のグループで、魚類ではありません。
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