< 「クマサカフグ」(画像:市場魚貝類図鑑) >
茨城県沿岸で近年、南日本の海域に生息する熱帯性の魚介類の水揚げが相次いでいるようです。クマサカフグ、クエ、アラレフグが本県沖で初確認され、サザエが漁網に掛かることも多くなったとか。
一方で、冷たい海を好むサケやサンマなどが北日本の海域から入ってこないため、漁業者は頭を痛めています。専門家は「黒潮の暖かい水の塊が沿岸近くまで張り出す現象「暖水舌(ぜつ)」が5年ほど前から強まっており、沿岸水温が上昇している」と原因を分析しています。
昨年8月、久慈漁協所属の遊漁船・泰平丸がひたちなか沖で、房総半島以南から屋久島、台湾などに分布するフグ科の「クマサカフグ」を釣り上げ、貴重な標本として茨城県自然博物館に収蔵されました。相模湾以南や屋久島、台湾などに生息する高級魚のクエが昨年、日立市の久慈漁港で初めて計4匹も捕獲されています。同市の会瀬沖では2017年6月、アラレフグが水揚げされています。
このほか、日立沖のヒラメ刺し網漁や伊勢エビ漁の網にサザエが交じることも多くなり、久慈漁港では昨年、初めてサザエを市場に出荷しています。
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投稿日 2019-02-19 17:08
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2019-02-19 17:15
ワオ!と言っているユーザー