製薬会社に勤める30歳<小早川嗣利>は、運命の赤い糸を感じて4歳年上の<広子>と結婚しましたが、9歳の娘<美香>が誘拐され、悲観した<広子>は自殺してしまいます。
心の傷が癒されたころ会社の飲み会で、大卒入社の<安永百合子>と知り合い、再婚しますが、産まれた娘<利恵>は難病で余命半年と医者に言われてしまいます。
<百合子>は、タイムマシンを発明した<霧島博士>を呼び、<小早川>を30年後の世界に行かせて、開発されているだろう難病の薬を入手してきます。
その際<小早川>は、足の悪い女性を助けたことがきっかけとなり、彼女に心を寄せ始めます。
「タイム・パラドックス」の問題に触れながら、一途な純愛が導く親子の血の関係が交錯、複雑なタイムミステリーが楽しめる一冊です。
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