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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(32)『模倣の殺意』中町信(創元推理文庫)

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今年の読書(32)『模倣の殺意...
本書は、2009年6月に逝去されている著者の処女長編小説ですが、第17回の江戸川乱歩賞に応募された作品で、当初のタイトルは『そして死が訪れる』(1971年)でした。

その後タイトルの変更もあり、加筆・訂正を加えながら、最終的に『模倣の殺意』というタイトルで、<創元推理文庫>として2004年8月に再出版されています。

内容を書くとネタバレになりますので省きますが、新人賞を取ったひとりの作家の自殺事件の真相を追い求める<中田秋子>と<津久見伸助>の行動を時系列に並べ、読者を突然「あれっ?」と疑問を感じさせる個所を潜ませながら、最後まで読みきらせます。

叙述トリックの先駆的作品として価値があり、知名度は決して高くない作家だとおもいますが、プロローグからエピローグまで読者が想像もできないような意外な結末に、改稿されているとはいえ40年前の作品とはおもえませんでした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2014-03-10 16:46

もう32冊ですか!
敬服いたします。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2014-03-11 07:20

うっ、ペースを落とすように(上下本)とか、厚みのある本を読むようにしていますが、面白いとつい読み過ぎるようですね。 (苦笑)

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