今年の読書(151)『ヤクザが店にやってきた』宮本照夫(新潮文庫)
12月
13日
本書は1995年に『恐怖な面々』(文星出版)のタイトルで発行され、その後<朝日文庫>を経て、この<新潮文庫>で三度目の出版になります。
著者は、神奈川県川崎市で「焼鳥店」を開店以来、クラブ・スナックを多数経営してきていますが、「暴力団お断り」の信念を貫き通して営業、その間のトラブルをまとめたのが本書です。
なぜ「暴力団お断り」の信念を貫きとおすのかが全編を通じてよく伝わり、「店長や従業員に何から何まで任せることはできない。彼らは客へのサービスのために働いているのであって、暴力団とのトラブルのために就職したわけではないからである」との言葉は、経営者としての信念が垣間見られます。
ヤクザに絡まれそうになったときの教科書として、面白く読み終えれました。
投稿日 2013-12-14 08:25
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-12-14 17:28
ワオ!と言っているユーザー