ファルコン植物記(632)春を待つ蕾(3)【ユッカ・バッカタ】
1月
13日
ユッカ属としては49種(24亜種)がありますが、ほとんどがメキシコを含むアメリカが原産地で、高山地帯や砂漠などに分布しています。
自生している地域から、耐寒性・耐暑性にも優れ、あまり手入れの要らない植物です。
鉢植えなどでよく見かけるのは幹が寄せ植えされた「ユッカ・エレファンティベス(青年の樹)」という品種ですが、写真の「ユッカ」は幹をもたない【ユッカ・バッカタ】という品種で和名はなく、<Yucca baccata>と表記され、通称「Datil yucca」で通っています。
花は白から乳白色をしており、4~7月頃にお椀を伏せたような形で、5~10センチの大きさがあります。
直立して伸びる花茎は1~1.5メートルになり、花後にできる果実はバナナの形をしていますので、「Banana yucca」の別名を持っています。
珍しい品種ですのでまた花の姿を撮影出来ればと、今から春先が楽しみです。
投稿日 2013-01-13 09:31
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-01-13 18:38
ワオ!と言っているユーザー