「H3」ロケット8号機、打ち上げ失敗@宇宙航空研究開発機構
12月
22日
22日午前10時51分、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は日本版GPS(全地球測位システム)衛星「みちびき5号」を搭載した「H3」ロケット8号機を、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げましたが、第2段エンジンの燃焼が早く終了したため、衛星を予定の軌道に投入できず、打ち上げは失敗しました。衛星が分離されたかは不明です。
「H3」ロケット8号機は当初、今月7日に打ち上げられる予定でしたが、ロケットの搭載機器に不具合が見つかって延期され、さらに17日には発射場の設備に異常が見つかり打ち上げが直前で中止されていて、(JAXA)が対策をとった上で今回の打ち上げに臨んでいました。
「H3」の失敗は2023年3月の初号機以来2回目見なります。主力ロケットの失敗は、日本の宇宙開発に大きな影響を及ぼしそうです。
「H3」は2段式液体燃料ロケット。8号機は打ち上げ後、第1段エンジンが正常に燃焼し、分離されました。第2段は2回燃焼予定でしたが、1回目の推力が弱く、計画より約27秒遅れて終了。2回目は着火後、第1段の燃焼中から、第2段に燃料の液体水素を送り込むタンクの圧力に低下傾向がみられたといい、すぐに停止しました。









