NY原油、「1バレル=95.85ドル」
4月
24日
23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸しました。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比2.89ドル(3.1%)高の「1バレル=95.85ドル」で取引を終えています。
イランの<ガリバフ国会議長>が米国との戦闘終結に向けた交渉の担当を退くと伝わり、協議が難航するとの観測が広がりました。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続くなか、原油供給が滞った状態が長引くとみた買いが優勢になりました。
23日、イスラエルのテレビ局が、<ガリバフ国会議長>が交渉担当を辞任するとX(旧ツイッター)に投稿しました。強硬派のイラン革命防衛隊の圧力を受けたことが背景だといいいます。市場では<ガリバフ国会議長>は米国との対話に前向きとみられていただけに「両国ともに(戦闘終結への)合意に向けて妥協する可能性が低くなった」とされています。
23日、ロイター通信はイラン現地メディアの報道として、イランの首都テヘランで防空システムが作動したと報じました。再び戦闘が始まれば、米国とイランの協議開催が一段と不透明になるとの見方が広がっています。
米国はイラン港湾を出入りする船舶の航行を制限しています。23日、<トランプ米大統領>はホルムズ海峡に機雷を敷設する船舶に対して「小型船であっても射撃するよう米海軍に命じた」と自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿しています。一方、イラン側は前日に同海峡を許可なく航行したとして船舶を2隻拿捕したと伝わっています。
市場では「両国による封鎖措置が強化され、原油の供給量が細った状態が長期化しかねない」との懸念が高まり、原油価格の先高観が根強く、相場を押し上げています。一時は「1バレル=98.39ドル」と期近物として約1週間ぶりの高値を付けています。









