「1ドル=157円80銭~157円82銭」
5月
14日
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日続落し、前日比30銭円安・ドル高の「1ドル=157円85〜95銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=157円93銭」、高値は「1ドル=157円76銭」でした。同日発表の米指標がインフレ懸念につながりました。同日の米長期金利が上昇した場面で日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが出ています。
13日発表の4月の米卸売物価指数(PPI)は前月比で(1.4%上昇)し、市場予想(0.5%上昇)を大きく上回りました。中東情勢の緊迫化でエネルギー価格が上がったうえ、輸送コストを押し上げたことが影響しました。エネルギーと食品を除く指数も同(1.0%上昇)と市場予想(0.4%上昇)以上でした。米国のインフレが再燃するとの見方から円を売ってドルを買う動きが進んでいます。
12日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)も市場予想を上回る「3・8%上昇」の伸びとなっていました。市場では、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げを再開するとの思惑も広がり、政策金利の影響を受けやすい米2年物国債利回りは一時(4.01%)と3月下旬以来の高水準を付けました。長期金利の指標となる米10年物国債利回りは一時、(4.50%)と昨年6月下旬以来11カ月ぶりの水準まで上がり、日米金利差の拡大が意識された面もありました。
<黒田東彦前日銀総裁>は日本時間13日に都内のイベントで、日本政府・日銀による円買い・ドル売りの為替介入について「一定の効果はあった」としつつ、持続的かどうかは難しいとの見方を示したと伝わりました。一方、ドルが「1ドル=160円」を突破するシナリオについては否定的でした。
為替市場参加者は依然として日本の通貨当局による対応を警戒しているようで、米長期金利が次第に上げ幅を縮めるなか、「1ドル=157円台後半」で円はやや下げ渋る場面がありました。14日から中国の北京で開催される米中首脳会談の内容を見極めたい雰囲気も円の下値を抑えています。








