「1ドル=157円20銭~157円21銭」(3月2日)
3月
2日
2日の東京外国為替市場で円相場は3営業日続落でした。17時時点は前週末の同時点に比べ89銭の円安・ドル高の「1ドル=156円97〜99銭」でした。一時「1ドル=157円24銭」近辺まで売られています。
米国やイスラエルがイランを攻撃し、投資家が運用リスクを回避する動きが強まり、基軸通貨として信用力が高いとされる「有事にはドル」への買いが優勢でした。
米とイスラエルは2月28日にイランに対して攻撃を開始し、イランの最高指導者の<ハメネイ師>が死亡したと伝えられました。イランはエネルギー輸送の要塞であるホルムズ海峡を事実上封鎖しました。中東産原油の供給が滞るとの懸念から、原油先物相場が大幅に上昇し、エネルギーの輸入はほとんどを中東産の原油に頼る日本の貿易赤字が拡大するとの観測が円売り・ドル買いを促しています。
日銀の<氷見野良三副総裁>は、2日の和歌山市内での金融経済懇談会で挨拶し、記者会見で金融政策運営について「今後物価の基調が2%で安定していく過程のなかで中立(金利)に近づけていくことになる」などと述べています。中東情勢の緊迫化をめぐり「状況を注視していきたい」としました。日銀がイラン情勢を巡る国内への影響を見極めるために、利上げの時期を遅らせるとの思惑も円相場の重荷となりました。









kito