樹木や野草が密集している藪の中に、なにやら白い花を見つけました。
半袖ですので入り込むのは躊躇しましたが、なんとか辿りつけ、写真に収めることができました。
キンポウゲ科センニチソウ属に分類される、半木本性の常緑つる性植物です。
茎の先端付近の葉脇から三出状の<散房花序>を出し、多数の白い花を咲かせます。
十字形の4枚の白い花弁に見えるのは<蕚片>で、本当の花弁はありません。
多数の雄しべがありますが、<蕚片>よりも短いのが【センニンソウ】で、よく似た形状花の「ボタンヅル」は雄しべが<蕚片>と同じぐらいですので、見分けがつくと思います。
別名「ウマモクワズ(馬も食わず)」と呼ばれていますが、キンポウゲ科によく見られるように、【センニンソウ(仙人草)】も有毒物質を含有しています。
このセンニンソウ属の園芸品種が、 「クレマチス」 と呼ばれ、雄しべの感じはそのままですが、花弁(蕚片)を大きく改良し観賞用に育成されています。
< 写真をクリックしますと、大きな画面で見れます >
全身が黒い点々でおおわれた、【ツチイナゴ(土蝗)】の幼虫です。
バッタ目イナゴ科ツチイナゴ属のバッタで、成虫は土色の茶褐色色をしており、背中に白い筋が入ります。別名、「セスジツチイナゴ」と呼ばれる所以です。
【ツチイナゴ】は、他のバッタと異なり10月頃に成虫なる、珍しい生態を持っています。成虫のまま枯れ草の下などに隠れて越冬します。
翌年の5月頃に産卵し、7月頃に短い生涯を閉じます。
幼虫ですので翅も生えていませんが、複眼の下にある青黒色の涙のように見える模様と、全身に生えている細かい毛は成虫になっても変らず、【ツチイナゴ】の特徴です。
幼虫の間は葉の緑色に合わせた緑色で、成虫期の秋には枯れ草の色に合わせて茶褐色になる保護色の手際の良さには、驚くばかりです。
夕方に、いつも通り立ち呑み「鈴ぎん:福寿」に顔出ししますと、帰りがけの<い~さん>と出会いました。
「これから 【寿司忠】 で、ちょっと一杯の付き合いあがあるから、待っといてくれよな」と、一言ありました。
仕事の打ち合わせのようでしたが、小一時間もしますと両手にビニール袋を提げた<い~さん>が戻ってきました。
お店のオネイサン達にお寿司の差し入れ分と、わたしにも「ちらし鮨」のおすそ分けがあり、ありがたくいただきました。
「ちらし寿司」は、お店のメニューにあったかどうか記憶にないのですが、鱧やシマアジ、マグロに烏賊と具だくさんに入っていました。
「アワビを入れてもらったからな」と<い~さん>から聞いていたので、探してみたのですがどこにも見当たりません。アワビがなくとも、十分に満足するお味を、堪能させていただきました。
相も変わらず、一仕事終えて立ち呑み「鈴ぎん:福寿」に顔出しです。
サラリーマンの方達は三連休ということもあり、少しばかり静かなカウンター回りです。
お店のオネイサン<かずちゃん>から、「ファルコンさん、【たこ焼き】食べ」と、おすそ分けがきました。
いつもなら断るのですが、「経木舟皿」(薄く削いだ木製の使い捨て容器)に入っていましたので、興味がそそられました。
最近は「発砲スチロールの容器」ばかりで、保温性はあるのでしょうが、B級グルメとはいえ情緒が感じられません。
セオリー通り「爪楊枝」も2本入っていました。
(たこ焼きがグルグル回転しないように、2本使いで食べるのが正当な食べ方です)
マヨネーズには少し抵抗感を持ちましたが、タコの具材も大きく、ありがたくビールの肴としていただきました。
この13日(木)から販売されています、「ハュシュドビーフ」(並:330円)です。
前回訪問した時に、 「豚と茄子の辛味噌炒め定食」(580円) を食べましたが、その時に予告広告が出ていましたので、駆けつけました。
【松屋】は、定食に限らず単品でも味噌汁が付いての値段ですので、いくらデフレの影響とはいえ、消費者側としては助かるお店です。
新メニューの「ハッシュドビーフ」、これはいける味でした。
<濃厚でコクの強い本格デミグラソース>と謳われていますが、宣伝の言葉通り十分に裏付けされた味の出来ばえです。
さすがにこの低価格ですので、洋食店のような大きな肉のスライスはありませんが、細切れのお肉が、逆に口当たり良くいただけました。
スパイシー感もあり、これで(並:330円)はお値打ちの一品だと思います。
「ケイトウ」の仲間として、野鶏頭の園芸品種である 「モコモコモンスター:ダークカラカス」 や 「ウモウケイトウ」 などをアップしてきました。
今回、これぞ【トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)】だという、りっぱな形の花を見かけました。
ヒユ科ケイトウ(セロシア)属の一年草で、夏から秋にかけて咲き誇ります。
花穂の下の方がべったりと帯状になり、その上部はくねくねと曲がりくねった面白い形を見せ、ニワトリの鶏冠(とさか)に似ていることが、名前の由来です。
原産地はアジア・アフリカの熱帯地方とされ、日本には中国・韓国を経て奈良時代に渡来しています。
園芸品種も多く、花の形や色合いも豊富で、草丈の低い矮性も出回り花壇で良く見かけます。
英名でも「cocks-comb」(鶏のとさか)ですので、花の見え方は万国共通のようです.
山道に、通称「ドングリ」と言われている「コナラ」の実が落ちていました。
強風で枝先も折れることもあるでしょうが、この時期に緑色の実を付けたうちに葉が付いた状態で落ちているのは、【ハイイロチョッキリ】の仕業です。
甲虫目チョッキリゾウムシ科の昆虫で、体長は9ミリ程度、銅色に淡黄色の微毛が全体に生えています。
全体の形は 「クヌギシギゾウウムシ」 だと思っていただければ間違いがありません。
ゾウムシ特有の長いくちばしで実に穴を開け、卵を産み落とし、そのあとその実の付いた枝先を切り落とします。
独楽やヤジロベエを作ろうと持ち帰りますと、突然幼虫が出てくるかも知れませんので、この時期の葉の付いた実は、見過ごすのが得策だと思います。
正直好きな文章ではなく、いつもより読書のペースが落ちましたが、何とか(下)巻を読み終えました。
(上)巻で殺人事件が起こり、(下)巻でも、続けて二人の<人類協会>の会員が殺害される事件が起こります。
推理小説ですので、細かいことは書けませんが、最後は英都大学推理研究会の江神部長の推理で、犯人を追求、11年前に起こった迷宮入りの密室自殺事件とも解決に至ります。
(上)巻を読み終えた <コメント> でも書きましたが、不必要と感じる(知識の見せびらかし)的な台詞が多く、わたし好みの推理小説の構成ではありませんでした。
奇しくも文庫本のあとがきに、・・・私の書くものにありがちなのだが、前半は物語の展開がゆるやかだ。そのために上巻が<静の巻>、後半が<動の巻>といった趣になっている。上巻を読んで「動きが少ない」と不満を抱かれはしまいかと案じるが、どこで物語が弾けるか、<静の巻>にどれだけ伏線が貼られていたのか、最後までお読みいただいて、「なるほど」と納得していただけることを祈る・・・、と著者自ら書かれていました。
有栖川ファンとしては、この流れがいいのでしょうが、わたし的には「なるほど」という感想もなく、ただ読み疲れが残りました。
よほどのことがない限り、著者の作品からは遠ざかりそうです。
定番のメニューとして「鯖の塩焼き」(250円)がありますが、今宵は「鯖の味噌煮」(250円)が出ていました。
青魚が大好きで、おばあちゃん子とくれば、食べたくなるメニューの一品です。
注文していただくのは、「尾」のほうではなく「腹」の方を選んでしまいます。
味噌は、穀物を利用して作り出す発酵食品として日本料理に欠かせない基本調味料で、世界的にも「MISO」として国外に知られています。
食べ慣れた味噌煮とは、少し甘めに感じました。
<川本店長>さんに問いますと、「麦味噌を使用しています」とのことでした。
味噌は大きく分けて、<米・麦・豆>が主原料で、関西ではあまり<麦味噌>は使用してません。
麹を多く使う<麦味噌>ならではの香りと甘味が、ショウガの味と合いまって、おいしく仕上げられた一品でした。
横浜のラーメンは、豚骨醤油をベースに太いストレート麺が定番で、ラーメン店の屋号に「☓☓家(や)」と入り、<家系(いえけい)ラーメン>と呼ばれているモノが中心だと思っておりましたが、「しょうゆ系」も多いようです。
以前にも、同じサッポロ一番の醤油系ラーメンとして 「横浜とろみもやし中華そば」 を食べていますが、今回は「横浜しょうゆ」(105円)です。
麺は「中細麺」と表示がありましたが、印象的には「細麺」タイプで、よくスープに絡まりいい感じでした。
具材としては、<味付豚肉・ねぎ・メンマ・ナルト>です。
さすが関東系のラーメンでしょうか、関西では見かけることのない<ナルト>は、関東では定番のようです。
<ホタテ・野菜>エキスを入れた鶏がらしょうゆのスープですが、関西人としては、鰹節系の奥深さが足りない感じで、あっさりとした(コクのない)スープに思えました。
<御当地のれん街>シリーズとして、 「博多とんこつ」 の方が、数段おいしいと思います。
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