神戸市の<市の花>は「アジサイ」ですが、<市の木>は<サザンカ(山茶花)>です。
ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹で、秋の終わりごろから冬にかけての寒い時期が花期ですので、花が少ない時期の貴重な一種だと思います。
ツバキ科の植物は熱帯から亜熱帯に自生しており、「ツバキ」・「サザンカ」・「チャ」は、温帯に適応した珍しい種です。
原産国は日本で、江戸時代に長崎の出島にあるオランダ商館に来ていた医師ソンベルクが、ヨロッパに持ち帰り普及させました。学名も英名も、「Sasanqua」です。
野生の個体の色は部分的に淡い桃色が入るのに対して、園芸品種では白色・赤色・桃色等あり、八重咲き・バラ咲きと形態も変化に富んでいます。
「ツバキ」とよく似ていますが、花の散り方で「ツバキ」と<サザンカ>はすぐに判別できますが、「葉」の縁がギザギザであれば、<サザンカ>だと同定出来ます。
< 山茶花は 白一色ぞ 闇に映え > (安庵)
(新潮文庫)では、 『いつか陽のあたる場所で』 に続く、著者の40冊目に当たる本書です。
一般の小説の形式を取らずに、作家の<乃南アサ>が問題定義をする犯罪小説を書き、その犯人に対する刑法上の解釈を、甲南大学法科大学院で刑法の講義をしながら弁護士業務もこなしている<園田寿>さんが、解説をするという形式で書かれています。
身近に起こりえる犯罪のサンプル集として、12編の事件が取り上げられていますが、人間が犯罪に手を染める弱さを感じながら、刑法のお勉強ができる構成に仕上げられています。
単なる犯罪小説に終わらず、人間観察の目線でまとめられた短篇集として、面白く読み終えれました。
居酒屋【げんちゃん】は、入口に大きな冷蔵庫が置かれています。最上段に「キリンビール」と「アサヒビール」が左右に分かれて入れられています。
その下側の何段かは、「刺身」などの肴が並べられています。
それぞれ好みのビール瓶と肴を取り出し、カウンター席に座りますと、オネイサンが瓶の栓を抜き、温める物はレンジでチンです。
今宵は大好きな「豚足」(250円)が、残っていましたので、迷わずに取りました。
以前、<前脚>の方が美味しいと教えていただいたのですが、見ただけでは分かりません。
辛味のあるタレをたっぷりと付けて両手に持ち、骨の周りの肉にかじりついておりました。
毎年この時期には、【はつ平】さんの牡蠣の<御三家>を食べるのが、楽しみになっています。
すでに、 「かき丼」(550円) と 「かきうどん」(400円) は食べてきていますので、本日の「かきフライ定食」(700円)で一応一区切りがつき、ひと安心です。
周辺のお店を色々と見ているのですが、「かきフライ定食」は(800~850円)の価格帯が多く、しかも牡蠣の個数も少ない感じで、どうしても【はつ平】さんに足が向いてしまいます。
いつもながらの大きなパセリが、嬉しい盛り付けです。
洋食店では「タルタルソース」が多いようですが、下町の食堂としては「ウスターソース」が標準です。
ご飯の量も多く、満足なお昼ご飯になりました。
まだまだ牡蠣のシーズンが続きますので、再度<御三家>巡りが出来そうです。
メギ科ヒイラギナンテン属の【ナリヒラヒイラギナンテン】の花が、咲きだしています。
今年の3月には、 熟した「実」 を取り上げましたが、なんとか開花した状態の花が撮れました。
茎の先に長さ5~15センチ程度の総状花序を出し、花冠の直径5~7ミリの黄色の6弁花を咲かせます。外側の星型に似た部分は<蕚片>であり、花弁は<蕚片>の内側にある丸い部分です。
「ヒイラギナンテン(柊南天)」は春先の3~4月に花を咲かせ、秋に熟した実となりますが、「ナリヒラヒイラギナンテン」は秋に花を咲かせ、翌年の2~3月頃に実が熟します。
小さな花径ですので、足を止めてまで眺めている人は、さすがにいないようです。
お昼ご飯に足を運んでいます【きはた】さんですが、ようやく夜の部に顔を出してきました。
12月に入り忘年会が多くなりますが、テーブル席では年配の紳士方が5名ばかり、鍋を囲んで宴会をされていました。
細長いお皿の「突き出し」もきれいに盛られており、さすが大将の仕事だと感心しました。
最初の肴に選んだのは、「セコ蟹」の蒸し物(700円)です。
「あまり身がないですからねぇ」と言われながら出していただきましたが、丁寧に脚の殻にも切れ目が入れてあり、食べやすくしてありました。
「お昼の定食」(600円)で美味しい味だと感心した 「茶碗蒸し」 (500円)、さすがに夜の部に出されている具材はエビなども入り、種類も多く楽しめました。
宴会の鍋用に購入されていた「車えび」が、最後の〆です。
お鍋の方では、生きた「車エビ」が跳ねて鍋から飛び出し、笑いを誘う場面もあり、今宵も満足な気分でお店をあとにしてきました。
<農心>といえば、 「辛ラーメン」シリーズ をすぐにおもい出しますが、なんとアメリカ本社の<キャンベル>とライセンス契約したカップラーメン【キャンベル:チキン風味】(105円)が、韓国農心で製造され、<農心ジャパン>が輸入販売しています。
<キャンベル>といえば、スープ缶やV8野菜ジュースなどで有名な企業です。
ポップアートの<アンディー・ウォホール>が、缶の紅白の模様を素材にポップアートに仕上げており、話題になりました。カップのデザインは缶を模しているようです。
さてアメリカと韓国のコラボの味は、油揚げ麺自体の味も良くなく、スープの味も淡泊で、よろしくありませんでした。胡椒を使わざるを得ませんでした。
具材としては<チキンシーズニング・キャベツ・唐辛子フレーク>と入っていますが、量は多くありません。
唐辛子や香辛料の味で、「チキンスープ」の味わいはなんとなく韓国風味を感じさせてくれますが、印象に残る味わいではありません。
ヒマラヤから中国雲南省にかけて、標高1300~2500メートルの高原に自生する常緑低木~小高木で、5種の野生種が自生しています。
アカネ科ルクリア属に分類され、その中でもアッサム地方のカシー高原の<ルクリア・ピンセアナ>が、日本には1975年に導入され、和名の「アッサムニオイザクラ」として流通しています。
花は白色や桃色で、5枚の花弁を持つ花径3~4センチ前後の大きさで、枝の先に20~30輪の総状花序を形成します。
花弁の基部にはフリル状の模様があり、花の中に花がある特徴的な模様は、一度見れば忘れません。
「ニオイザクラ」の名称が付いている通り芳香性があり、短日植物として11~12月が開花時期で、1ヶ月と花期も長く人気がある花です。
フウセントワタの茎にたくさんのアブラムシがいますので、テントウムシにとっては、格好の餌場のようです。
12月の入りましたが、まだまだ活動を続けているのか、 【ナミテントウ(並天道虫)】 を見かけました。
甲虫目テントウムシ科テントウムシ亜科の昆虫ですが、「ナナホシテントウ」と並び、人家の周りでもよく見かける種類です。
【ナミテントウ(並天道虫)】の模様は、<2紋型・4紋型・斑紋型・紅紋型>と分類されており、今回は黒地の上翅に赤色の紋が4つ入る形でした。
上翅に入る模様の変異が多くある【ナミテントウ】ですが、出来るだけ多くのの種類を集めてみたいものです。
以前、新開地本通りを歩いておりましたら、チラシを配布しておりました。
新規開店のお店かなとおもい、受け取りましたのがこの【ちゅう】さんです。
開店日は9月5日だとかで、3カ月ほど経つようです。
扉のガラス越しに見えるお店の雰囲気も良く、迷わずに入店です。
大将のお顔、漫画家の<楳図かずお>さんにそっくりで、とても気さくな方でした。
今宵は、「プリプリホルモン串」(250円)、「アボカドの素揚げ」(480円)、そしてお店の看板名物の「どて煮」(500円)です。
アボカドはタルタルソースが掛り、果実の風味とよくあい意外な味に感激です。「どて煮」は、玉子と豆腐も一緒に煮込まれ、これまた多彩な味が味わえました。
他のお客さんから「昼の定食してよ~」とのお声が掛っており、ここならいけるなとおもいながら、気持ちよく呑んでまいりました。
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