初夏の頃から咲き始めていたご近所の【セイヨウアサガオ(西洋朝顔)】ですが、ついに最後の一輪だけになりました。 9月、10月と夏場が過ぎても元気で咲いていて、「なんだこれは」と思いながらいつも見ておりましたが、12月に入ってようやく枯れ出し、ついに終わりのようです。 残念ながら季節感では評価できませんが、半年近く楽しめるならば、コストパフォーマンスは合格点のようですね。
とあるマンションの玄関脇に、見事に刈り込まれた「ヒバ」の樹木が1本ありました。 高さ5メートルはあるでしょうか。 刈り込まれた職人さんも、おそらく脚立等を利用しながらでしょうが、楽な作業ではなかったと思います。 自然のままの日本庭園を見慣れた目には、人工的な刈り込みは不自然で、樹木にとってかわいそうな気がしないでもありません。 一度この形にした以上、あとの手入れもかかせなく、費用的にもたいへんだと思います。 ベルサイユ宮殿のように計算された何学的な刈り込みは、広大な面積ゆえに許されるのではないかと感じています。 このマンションに住まわれている住人の方々は、どのような思いで毎日眺めているのか、気になるところです。
久しぶりに、JR神戸駅南側に広がる「モザイク」まで、足を運んでみました。 飲食店や小物用品、映画館など若者向きのお店の集合体で、中年男が一人で散歩するような雰囲気の場所ではありません。 階段の踊り場で目に留まったのがこのシュロです。 大根をはじめ、すいか等がど根性の冠詞を頂戴して十分有名になっていますが、このシュロも器用に床と手すりの隙間から顔をだして、大きくなろうとしています。 根を張るような土の部分もないはずですが、どこまで成長するものなのか、散歩の楽しみが一つ増えました。
今回の【ホトトギス】は、鳥の名前ではありません。ユリ科ホトトギス属の植物名です。 紫色の斑点が、ホトトギスの胸毛に似ているので「ホトトギス」属と言われています。 「サギソウ」や「キジムロ」といった、鳥の形からの命名の花は覚えやすいですね。 生い茂るタマシダの葉の間から、顔を覗かせていました。 シダ類と同様、日当たりの弱いところを好む植物です。 秋のこの時期、花を咲かせる貴重な一種だと思います。 日本原産の花だと言われておりますが、少しばかり奇妙な花弁であまり見かけないかも知れませんので、載せてみました。
写真は、アオイ科トロロアオイ属の【トロロアオイ(黄蜀葵)】です。 扇風機の羽のように、大きく開く花弁はとても優雅な感じです。 残念ながら、朝開いて夕方にはしぼんでしまう<一日花>の短い運命です。 せっかくきれいな黄色の花弁を誇示し、直径は20センチ近くになる花ですが、わずかな開花時間とは残念です。 短い運命の<一日花>、赤い花の代表は「ハイビスカス」、白い花では「ツキミソウ」、紫では「ムラサキゴテン」を思い出します。 どれも暑い時期の開花ですが、つかの間の清涼剤として、目を楽しませてくれる花たちばかりです。
バス停の近くの植え込みに、早くも【ザクロ(石榴)】の実が出来ておりました。 例年ならまだまだの時期だという記憶があるのですが、今年の猛暑で熟すのが早くなったかもしれません。 【ザクロ】の木は、道路のがけ地の下の方に咲いています。誰の物(神戸市かな?)でもないと勝手に思い込んでおり、「あれでザクロ酒でも!!」と毎年思うのですが、未だ実行出来ておりません。 がけ地ですので、転げ落ちても笑い話にもならないと踏みとどまっておりますが、熟してパカッと割れた赤いザクロの実を見ますと、心が揺らいでしまいます。
気象庁発表の気温が30数度といえども、アスファルトの上では40度を超していることでしょう。 白い建物と黒いアスファルトの隙間から、ど根性な【オニタビラコ(鬼田平子)】が顔を出し、風に揺れていました。 人間様だけが暑い暑いと勝手なことを言っているようで、この時期とばかりに咲く花、元気に鳴くセミなどは、暑さを楽しんでいるのでしょうね。 同じキク科のタンポポに似た可憐な花で、本来はもう少し背丈が伸びるはずですが、根を伸ばせる部分が十分で無いのか、少しばかり小型版です。 この花の種、次は広々とした大地に根付いてくれればいいのになと、しばし眺めておりました。
開花時期、明日ぐらいと踏んでいたのですが、今朝がた開花しておりました。あわてました。 風の強い朝方で、伸びきっった花芽の為、なかなか花が停止してくれません。悪戦苦闘しておりましたが、しぼんでは元も子もないと思い、甘いピントみたいですが、早く掲載することを優先いたしましたので、平にご容赦を。 きれいな大輪の花です。無粋なゴツゴツとしたサボテンの形からは、想像も出来ませんね。 外見は愛想がなくても、中身はこの花のように粋な人間でありたいと、このサボテンの花を見るたびに、感じております。
一日経過いたしました、サボテンのつぼみの状況です。 一日で、5センチは伸びたでしょうか? つぼみ全体が茶色から赤色に変化しているのが、分かりますでしょうか? 明後日頃が、開花かもしれません。 取りあえず、途中経過報告です。
我が家のサボテンです。サボテン年齢は15歳。 これ以外にも別の種類の大きなサボテンがありますが、不思議と阪神・淡路大震災以後、花を咲かせなくなりました。 そんなこともあり、二鉢目として購入したのが、このサボテンです。親指大から10年ぐらいで、いまの中心の大きさになり、ここ5,6年花を咲かせるようになってきました。 はじめてつぼみを見た時は、2センチほどでしたので、このまま花が咲くんだと思っていたのですが、つぼみがグングンと伸びてきますので、「これはなんだぁー」と思ってました。 20センチほど伸びての開花は、なんとも言われないほど見事な花を見せてくれますが、短命で、半日も持ちません。 現在10センチほどのつぼみ。 この先、見事に開花いたしましたら、また写真をアップしたいと思いますので、好ご期待を!