『静かな雨』(2019年)の<中川龍太郎>、『月極オトコトモダチ』(2018年)の<穐山茉由>、『Dressing Up』「2012年)の<安川有果>、『叫び声』(2019年)の<渡辺紘文>と、4人の若手監督が連作した長編作品『蒲田前奏曲』が、2020年9月25日より全国で公開されます。
本作の企画、プロデュースを務めた<松林うらら>演じる売れない女優「蒲田マチ子」の視点を通して、女性が人格をうまく使い分けることを求められる社会への皮肉を、彼女の周りの人々との関わりを交えながらコミカルに描いていきます。
仲の良い弟から紹介された彼女の存在から、「マチ子」が自身の在り方を振り返ることとなる『蒲田哀歌』(監督:中川龍太郎)、「マチ子」と大学時代の友人たちが、仕事や男性のことなどを話し合う中で、それぞれが隠していたものをさらけ出していく『呑川ラプソディ』(監督:穐山茉由)のほか、『行き止まりの人々』(監督:安川有果)、『シーカランスどこへ行く』(監督:渡辺紘文)の4編で構成。「マチ子」を取り巻く女性たちを<伊藤沙莉>、<瀧内公美>、<福田麻由子>、<古川琴音>らが演じています。
ハリウッドで実写映画化される『君の名は。』の新たな監督が、<リー・アイザック・チョン>に決定したことが報じられています。
<新海誠>が監督した劇場アニメ 『君の名は。』 は、田舎暮らしの女子高生「三葉」と東京に住む男子高校生「瀧」が、夢の中で入れ替わったことから始まる物語です。
2016年8月26日に公開され、日本映画史上歴代2位の国内興行収入250億3000万円を記録しました。実写版では、田舎に住むネイティブアメリカンの少女とシカゴに住む少年が、お互いの体が入れ替わる不思議な現象を体験することからストーリーが展開。<J.J.エイブラムス>、<川村元気>らがプロデューサーに名を連ねています。
2019年2月には、 『(500)日のサマー』 で知られる<マーク・ウェブ>が監督を務めることが発表されていましたが、このたび新たに監督と脚本を<リー・アイザック・チョン>が担当することが明らかにされています。脚本は、 『メッセージ』 の<エリック・ハイセラー>が執筆したものを、 『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』 の<エミリー・V・ゴードン>が引き継いでいます。今後は<リー・アイザック・チョン>によってリライトされます。
今年行われた第36回サンダンス映画祭(1月23日~2月2日)にて最新作『Minari(原題)』が、グランプリと観客賞に輝いた<アイザック・チョン>です。プランBエンタテインメントとA24が製作を手がけた同作は、アメリカ・アーカンソーで生まれ育った韓国系アメリカ人である彼の自伝的作品となっています。
スタジオジブリは、同社の全作品の場面写真の提供を順次開始すると発表しています。現在は8作品(各50枚・全400枚)の場面写真が、 サイトに公開 されています。
現在場面写真が公開されているのは「千と千尋の神隠し」・「ゲド戦記」・「崖の上のポニョ」・「借りぐらしのアリエッティ」・「コクリコ坂から」・「風立ちぬ」・「かぐや姫の物語」・「思い出のマーニー」の8作品です。
「今月は、新しい作品を中心に 8作品、合計400枚提供します」とされているところから、別作品の場面写真は来月以降にサイト上で公開される見込みです。
なお、利用条件については明言されておらず「常識の範囲でご自由にお使いください」との表現にとどめられています。
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』 (2019年)は、2016年に公開された 『この世界の片隅に』 に約30分のシーンを追加したアニメーション映画です。<こうの史代>のマンガが原作になっており、<片渕須直>が監督、<のん>が主演を務めています。
画集には300点を超える背景美術を収録。戦時下の広島・呉を通じて、主人公「北条すず」が暮らした軌跡をたどります。
<片渕須直>(60)と美術監督の<林孝輔>が監修を担当。当初7月に刊行予定でしたが、色味の調整を入念に行い発売が延期となっていました。
画集は、 ビー・エヌ・エヌ新社より10月14日(水)に発売され、スリーブケースが付属。ページ数は240で、価格は3960円です。
中央:「ヴェト・アン」役の<ミウ・レー>
原作は、 『草原に黄色い花を見つける』 (2015年・監督: ヴィクター・ヴー)と同じく、人気作家<グエン・ニャット・アイン>(1955年生まれ)による同名小説のベトナム映画『昨日からの少女』が、2020年11月6日に全国で公開されます。
本作は、ベトナムの高校を舞台にお調子者で成績ビリの「トゥー」と、美人で聡明な転校生「ヴェト・アン」の関係を描くラブストーリーです。「ヴェト・アン」との距離を縮めたい「トゥー」は、あの手この手で彼女にアプローチしますが、まるで成果が出ません。
そんな恋愛下手の「トゥー」ですが、7歳のときに離ればなれになってしまった幼なじみ「ティウ・リー」との思い出が忘れられず、「ヴェト・アン」もまた秘密を抱えていました。
<ミウ・レー>が「ヴェト・アン」、<ゴー・キエン・フイ>が「トゥー」を演じたほか、<ジュン・ファム>、<ホアン・イエン・チビ>、<レー・ハー・アン>も出演しています。
『ベトナムの怪しい彼女』 (2015年)の<ファン・ザー・ニャット・リン>が、2作目として監督を務めています。
米ウォルト・ディズニーがマーベル最新作 『ブラック・ウィドウ』 の全米公開再延期を検討していると、米オンラインマガジン『Deadline』が報じています。
<スカーレット・ヨハンソン>演じるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気キャラクターを主人公にした『ブラック・ウィドウ』(ケイト・ショートランド監督)は、当初全米公開を5月1日に予定 していました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による映画館の閉鎖により、公開が数回にわたり延期。現時点では11月6日の全米公開予定 となっています。
しかし、コロナ禍のなかで世界公開された初のハリウッド大作 『TENET テネット』 監督:クリストファー・ノーラン)が、アメリカ市場で苦戦を強いられていることから、各スタジオは9月、10月に全米公開を予定していた作品の延期を決定。9月25日に全米公開を予定していた米ユニバーサルの『キャンディマン(原題)』とSTXの『グリーンランド(原題)』はそれぞれ延期となり、『TENET テネット』を配給する米ワーナー・ブラザースも、 『ワンダーウーマン 1984』 の公開を、10月2日からクリスマス時期の12月25日に延期しています。
ウォルト・ディズニーに関しては、『ブラック・ウィドウ』のみを12月に延期するのか、2021年2月12日に全米公開を予定しているマーベル作品『エターナルズ』(監督: クロエ・ジャオ)も公開時期をスライドさせるのかどうかは不明です。
また、11月20日に全米公開予定のピクサー最新作 『ソウルフル・ワールド』 (監督:ピート・ドクター)への対応にも注目が集まっています。9月4日から自社ストリーミングサービスDisney+でPVOD配信された 『ムーラン』 (監督: ニキ・カーロ)と同様のルートを辿るのではないかとの憶測が流れていますが、ディズニーとしては否定しています。
2019年の第72回カンヌ国際映画祭で話題をさらったのは、最高賞パルムドールを制した<ポン・ジュノ>監督作品 『パラサイト 半地下の家族』 でしたが、もう1本、アジア発の衝撃をカンヌにもたらして絶賛を博した映画がありました。それが2014年の 『薄氷の殺人』 でベルリン国際映画祭金熊賞、銀熊賞(男優賞)をダブル受賞した中国の気鋭監督、<ディアオ・イーナン>の5年ぶりとなる待望の新作が 『鵞鳥湖の夜』 ですが、コロナ禍の影響で公開(5月29日)が延期されていましたが、2020年9月25日に全国で公開されます。
『薄氷の殺人』は、生々しいリアリティと不条理な悪夢性がせめぎ合うサスペンス・ミステリーの傑作で、日本でも多くの観客を魅了しました。その<イーナン>監督がフランスとの合作で完成させた今回の新作では、ノワール調のアーティスティックな映像感覚がいっそう研ぎ澄まされ、警官殺しの逃亡者となった男と謎めいた運命的な女が織りなす危ういクライム・ストーリーの世界に、引きずり込まれます。
刑務所を出所して古巣のバイク窃盗団に舞い戻った裏社会の男「チョウ」(フー・ゴー)が、縄張りをめぐる揉め事に巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまいます。たちまち全国に指名手配され、警察の包囲網に追いつめられた「チョウ」は、自らに懸けられた報奨金30万元を妻の「シュージュン」(レジーナ・ワン)と幼い息子に残そうと画策します。
そんな「チョウ」の前に現れたのは、妻の代理としてやってきた「アイアイ」(グイ・ルンメイ)という見知らぬ女でした。リゾート地の鵞鳥湖で水浴嬢、すなわち水辺の娼婦として生きている「アイアイ」と行動を共にする「チョウ」でしたが、警察の捜索を指揮する「リウ」隊長(リャオ・ファン)、報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻まれ、後戻りのできない袋小路に迷い込んでいきます。
<草なぎ剛>(46)が演じるトランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛の姿を描いた 『ミッドナイトスワン』 が、2020年9月25日より全国で公開されます、
『下衆の愛』 (2015年)の<内田英治>(49)が監督・脚本を務めています。
故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの「凪沙」。ある日、「凪沙」は養育費目当てで、少女「一果」を預かることになります。常に社会の片隅に追いやられてきた「凪沙」、実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた「一果」。そんな2人にかつてなかった感情が芽生え始めます。
<草なぎ剛>が主人公「凪沙」役を演じ、 出演者として、オーディションで抜擢された新人の<服部樹咲>(14)が「一果」役を演じるほか、<水川あさみ>、<真飛聖>、<田口トモロヲ>らが脇を固めています。
『たかが世界の終わり』(2016年)などで高く評価されるカナダの<グザビエ・ドラン>が、友情と恋心の狭間で揺れる青年2人の葛藤を描いた青春ラブストーリー『マティス&マキシム』が、2020年9月25日より全国で公開されます。
幼なじみである30歳の「マティアス」と「マキシム」は、友人の短編映画で男性同士のキスシーンを演じたことをきっかけに、心の底に眠っていた互いへの気持ちに気づき始めます。
婚約者のいる「マティアス」は、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠しきれません。一方、「マキシム」は友情の崩壊を恐れ、思いを告げぬままオーストラリアへ旅立つ準備をしていました。別れが目前に迫る中、本当の思いを確かめようとする「マティアス」と「マキシム」でした。
<グザビエ・ドラン>監督が『トム・アット・ザ・ファーム』(2013年)以来6年ぶりに自身の監督作に出演し、主人公の1人「マキシム」を演じています。共演に『Mommy マミー』(2015年・監督: グザビエ・ドラン)の<アンヌ・ドルバル>、『キングスマン ファースト・エージェント』(2020年・監督:マシュー・ヴォーン)の<ハリス・ディキンソン>。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品です。
幕末の動乱期を描いた<司馬遼太郎>の長編時代小説『峠』を、『雨あがる』・『蜩ノ記』の<小泉堯史>が監督・脚本を務め、<役所広司>、<松たか子>、<田中泯>、<香川京子>、<佐々木蔵之介>、<仲代達矢>ら日本映画界を代表する豪華キャストの共演で映画化した 『峠 最後のサムライ』 が、2020年9月25日(金)より、全国で公開されます。
徳川慶喜の大政奉還によって、260年余りにも及んだ江戸時代が終焉を迎えました。そんな動乱の時代に、越後長岡藩牧野家家臣「河井継之助」は幕府側、官軍側のどちらにも属することなく、越後長岡藩の中立と独立を目指していました。藩の運命をかけた「継之助」の壮大な信念が、幕末の混沌とした日本を変えようとしていました。
『蜩ノ記』に続いて<小泉監>督作に主演する<役所広司>が主人公となる「河井継之助」に扮し、「継之助」を支え続ける妻「おすが」を<松たか子>が演じています。
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