『薄氷の殺人』@<ディアオ・イーナン>監督
1月
3日
中国北部の地方都市を舞台に、元刑事の男が未解決の猟奇殺人事件の真相に迫っていく姿をスリリングかつリアルに描いています。『こころの湯』(1999年・監督: 張楊)の脚本などでも知られ、これが長編監督3作目の<ディアオ・イーナン>がメガホンをとっています。
1999年、中国の華北地方。ひとりの男の切断された死体が、6つの都市にまたがる15カ所の石炭工場で次々と発見されるという事件が発生。刑事の「ジャン」(リャオ・ファン)が捜査を担当しますが、容疑者の兄弟が逮捕時に抵抗して射殺されてしまい、真相は闇の中に葬られてしまいます。
それから5年、警察を辞め、しがない警備員として暮らしていた「ジャン」は、警察が5年前と似た手口の事件を追っていると知り、独自に調査を開始。被害者はいずれも若く美しい「ウー・ジージェン」(グイ・ルンメイ)という未亡人と親密な関係にあり、「ジャン」もまた「ウー」にひかれていきます。