<西島秀俊>と<内野聖陽>のダブル主演作『きのう何食べた?』の映画化が決定され、2021年に全国で公開されます。
<よしながふみ>(48)が講談社発行の週刊漫画雑誌『モーニング』にて2007年12号から月に1度のペースで連載中の『きのう何食べた?』を原作とする本作は、<西島秀俊>演じる料理上手な弁護士「筧史朗」(通称シロさん)と<内野聖陽>扮する美容師「矢吹賢二」(通称ケンジ)の暮らしを、日々の食を通して描く物語。
主人公の2人はゲイのカップルであり、メインの食生活以外にも、ゲイが抱える諸事情や、筧家を舞台にしてゲイの息子とその両親がどう向き合うかも描かれ、2019年の4月6日から6月29日にかけてテレビドラマ(テレビ東京系「ドラマ24」)が放送され、2020年1月1日にはスペシャルドラマが放映されています。
映画には「シロさん」や「ケンジ」のほか、<山本耕史>、<磯村勇斗>、<マキタスポーツ>、<田中美佐子>、<梶芽衣子>が演じてきた個性豊かなキャラクターたちが出演。ドラマでメガホンを取った<中江和仁>が監督を務め、脚本の<安達奈緒子>も続投します。
『北京の自転車』(2001年)や 『我らが愛にゆれる時』 (2008年)などで知られる<ワン・シャオシュアイ(王 小帥)>が監督を務めた家族ドラマ『在りし日の歌』(185分)が、2020年4月3日(金)から角川シネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国で順次公開されます。
1980年代から2000年代にかけて中国激動の時代を駆け抜けた1組の夫婦を映し出します。夫婦を 『薄氷の殺人』 (2014年・監督:ディアオ・イーナン)などの<ワン・ジンチュン>、『黒衣の刺客』 (2015年・監督:侯 孝賢)などの<ヨン・メイ>が演じ、第69回ベルリン国際映画祭(2019年2月)のコンペティション部門で最優秀男優賞と最優秀女優賞を獲得した作品です。
中国の地方都市で幸せな生活を送っていた国有企業の工場に勤める「ヤオジュン」(ワン・ジンチュン)、妻「リーユン」(ヨン・メイ)、息子の「シンシン」でしたが、ある日「シンシン」が川で溺れて亡くなってしまいます。
二人は慣れ親しんだこの地を離れ、親しかった友人たちとも距離を置き、自分たちのことを知っている人がいない遠くの町に引っ越してしいきます。そして時は流れていきます。激動の中国を背景に、喜びと悲しみ、出会いと別れを繰り返しながらも共に生きていく夫婦の姿を映し出しています。
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 (2011年)を手がけた<ルパート・ワイアット>監督が、エイリアンによって管理・支配された社会で自由のために立ち上がったレジスタンスたちの戦いを描いた近未来SFサスペンス 『囚われた国家』 が、2020年4月3日より全国で公開されます。
地球外生命体(エイリアン)に侵略された2027年の地球。「統治者」と呼ばれるエイリアンの管理下に置かれ、支配されたアメリカでは、全市民の身体にGPSが埋め込まれて死ぬまで監視されています、ルールを破った者は地球外に追放されるなど、過酷な監視社会が到来していました。
貧富の差が拡大して街が荒廃するなか、自由を取り戻すためひそかに結成されたレジスタンスグループが、市内スタジアムで開催される「統治者」の団結集会への爆弾テロを計画します。
出演は、『10 クローバーフィールド・レーン』(2016年・監督: ダン・トラクテンバーグ)の<ジョン・グッドマン>、『死霊館』(2013年・監督: ジェームズ・ワン)」シリーズの<ベラ・ファーミガ>、『ムーンライト』(2016年・監督: バリー・ジェンキンス)の<アシュトン・サンダース>、 『荒野の誓い』 (2017年・監督: スコット・クーパー)<ジョナサン・メジャース>らが出演しています。
下段の写真右端が<大鹿龍也>さんです
昨日26日の『神戸新聞』(朝刊)に、25年間「スマスイ」(=須磨海浜水族園)で過ごされ水族園の礎を築かれた<大鹿龍也>(47)さんが、退職される記事が出ていました。
1991年一般公募で須磨海浜水族園の飼育員になられ、2006年に神戸市役所観光交流課への移動を経て、須磨海浜水族園が指定管理施設になったのを機に2010年、神戸市役所退職。指定管理者の事業体の民間企業に再就職して「スマスイ」へ復帰。広報担当としてイベントや地域交流に力を入れられてきました。2014年より、飼育展示部へ移動され、飼育教育部長を務められていました。
このたび神戸市は民間資本を導入し築30年以上の「スマスイ」を含む海浜公園一帯を2024年春に開業を目指して リゾート化する再開発に乗り出します。完成後は無料の幼児が1800円、1300円の大人の入場料金が3100円になるとかの情報もあり、元園長(2010年~2014年)の<亀崎直樹>さんは、子供たちの夢のある水族館を資本主義の中に組み込むことに反対されています。
<大鹿>さんも<亀崎>さんと同様の考えなのか、「スマスイ」閉館に伴い退職されるようです。
退職の置き土産ではありませんが、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた「スマスイ」ですが、須磨水族館時代の写真はあっても映像がありませんでしたので、現在の「スマスイ」の記録としての映画『スマスイ』を企画・作製され、DVDも販売されています。
名物職員さんの退職、今後の活躍の場が気になりますが、長い間、地域のためにありがとうございました。
<ジム・ジャームッシュ>(67)が<ビル・マーレイ>(69)と<アダム・ドライバー>(36)を主演にメガホンをとったゾンビコメディ『 The Dead Don’t Die」 』が、『デッド・ドント・ダイ』 の邦題にて、2020年4月3日より全国で公開されます。
アメリカの田舎町センターヴィルにある警察署に勤務する「ロバートソン」(ビル・マーレイ)署長と「ピーターソン」(アダム・ドライバー)巡査、「モリソン」(クロエ・セビニー)巡査は、他愛のない住人のトラブルの対応に日々追われていました。しかし、ダイナーで起こった変死事件から事態は一変。墓場から死者が次々とよみがえり、ゾンビが町にあふれかえってしまいます。3人は日本刀を片手に救世主のごとく現れた葬儀屋の「ゼルダ」(ティルダ・スウィントン)とともにゾンビたちと対峙していきますが。
<ジム・ジャームッシュ>作品常連の<ビル・マーレイ>、 『パターソン』 に続き<ジャームッシュ>組参加となる<アダム・ドライバー>のほか、<クロエ・セビニー>、<ティルダ・スウィントン>、<スティーブ・ブシェーミ>、<トム・ウェイツ>、<セレーナ・ゴメス>、<ダニー・クローバー>、<ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ>、<イギー・ポップ>らが顔をそろえています。
2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品です。
【追記3月30日】新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、公開延期が決定しています。なお。3月27日から東京・TOHOシネマズ 日比谷で先行上映を実施中ですが、こちらは、劇場営業日に関しては上映が継続されます。
韓国、北朝鮮の他に存在し、これまであまり注目されることのなかった中国朝鮮民族を題材に取り上げ、父と子の物語という切り口で描いたドキュメンタリー『血筋』は、3月14日に新潟・市民映画館 シネ・ウインドで先行公開され低ますが、2020年3月28日より全国で順次公開されます。
中国朝鮮族自治州・延吉で生まれた少年は、10歳の時に日本へ移住しました。20歳となった彼は自身の過去を振り返るため、画家であった父を捜すことを決意します。中国で暮らす親戚に父の行方を尋ねますが、父の消息を知る者はおらず、親戚たちは父の話題に触れようとはしませんでした。
そんな中、叔父の助けによりなんとか父との再会を果たしますが、韓国で暮らす父は不法滞在者として借金取りに追われながら日雇い労働でなんとか日々を送っていました。息子への虚栄心、そして自己満足的な愛情をお金で表現しようとする父の姿を前に、息子は困惑を隠すことができません。
監督は、本作でカナザワ映画祭2019新人監督グランプリを受賞した<角田龍一>が務め、プロデュースをテレビアニメ『ピアノの森』の第2シリーズ監督である<山賀博之>、音楽を<角田龍一>の中学校時代の同級生でバイオリニストである<郷古廉>が担当しています。
写真集『sister rina&mari』の表紙カット写真
<篠山紀信>が「初めて」にこだわり、話題を呼んだ写真集「premiere」(プルミエール)シリーズの第2弾として人気の<松井りな>(26)と<松井まり>(23)姉妹の写真集『sister rina&mari』(小学館、税抜き4500円)とDVD『イル・ノワール I LE NOIRE』(同)が、26日に同時発売されます。
両作とも写真家<篠山紀信>(79)の作品です。松井姉妹はともにミス中大ファイナリストに輝き、爽やかな雰囲気が魅力ですが、全編モノクロームの今作では官能と幻想の美の世界を、新進気鋭のデザイナー<矢後直規>が手がける全編モノクローム写真集です。
『イル・ノワール- I LE NOIRE』は、音楽家<平本正宏>とアートディレクター<宮坂淳>がタッグを組んだ、奇跡のコラボで魅せるかつてない衝撃の35分。東京・URLINK吉祥寺で5月22日から1週間の上映が、決定されています。<篠山紀信>の映像作品が劇場公開されるのは初のことです。
映画ファンには朗報として、月刊誌『映画秘宝』の復刊が決定されています。また、あわせてサプライズ映像「HIHO RETURNS」が、公開されています
『映画秘宝』は、1995年に「洋泉社」で創刊され、当時の発行元の「洋泉社」を、2020年2月1日付で吸収合併した「宝島社」が、発行を継続しないと決め、2020年3月号をもって休刊していました。
<岩田和明>元編集長らが新会社「合同会社オフィス秘宝」を設立して『映画秘宝』の商標権を取得し、4月21日(火)発売の6月号(1320円)より「双葉社」から復刊されることになりました。
復刊を記念して、<のん>と<塚本晋也>が出演した広告映画「HIHO RETURNS」は、復刊した『映画秘宝』を買いに本屋を訪れる女性(のん)と本屋店主(塚本晋也)の物語。同誌と縁の深い<入江悠>が監督と脚本、編集を担当し、企画・製作・原案は編集長の<岩田和明>が手がけています。
2020年4月24日、全国で公開されるインド映画『きっと、またあえる』の予告編が公開されています
『ダンガル きっと、つよくなる』などの<ニテーシュ・ティワーリー>監督の最新作となる『きっと、またあえる』は、インドの工科大学の学生寮を舞台に笑いと涙、友情を描いた作品です。主人公たちが大学生活を送った1990年代と、親世代になった現代の2つのストーリーが展開する構成です。
入寮の際に割り振られた「負け犬寮」の汚名を晴らすべく奮闘する主人公「アニ」役に<スシャント・シン・ラージプート>、ヒロインの「マヤ」役に<シュラッダー・カプール>が扮し、<ティワーリー>監督は、脚本も手掛けています。
予告編では、「アニ」の「大学生活の不思議な魅力は、知らないもの同士が出会い、友情を育み、永遠の友になる」という語りや、「負け犬」の汚名を返上するために寮対抗戦に挑む様子、30年後、病院のベンチで「アニ」が「マヤ」に「私たちの息子は死なない!」と語りかける場面、「負け犬寮」の面々再会するシーンなどが確認できます。
左(日本語通訳)<ニキ>・真ん中<ダーヴィド・グロス>
2020年8月より東京・シネスイッチ銀座、UPLINK吉祥寺ほか全国で順次ロードショーされる『もったいないキッチン』の予告編が公開されています。
本作は、『0円キッチン』 (2015年)で知られる「フードアクティビスト」(=食材救出人)の<ダーヴィド・グロス>が手がけたドキュメンタリー映画です。「もったいない精神」発祥の地である日本にやってきた<ダーヴィド・グロス>が、旅のパートナー<ニキ>とともに廃油で走るキッチン・カーで日本全国を旅する4週間が描かれています。
日本の食品ロスは世界トップクラスで、年間643万トン(国民ひとり当たり毎日おにぎり1個分)、ひと家庭当たり年間6万円もの食べ物が捨てられているという現実があります。
予告編にはシェフや活動家、農家の協力を得ながら、<ダーヴィド・グロス>が廃棄される食材のみを使って料理を作り出していくさまが収められています。また、廃棄される食材の量のすごさに圧倒される画面も続きます。
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