NHK BS1「BS世界のドキュメンタリー」で放送された『馬三家(マサンジャ)からの手紙』が、3月21日(土)から東京・新宿けい’s cinemaほか全国で公開されます。1通の手紙から始まった「恐怖」からの脱出ー中国・強制労働施設の知られざる実態、想像だにしない衝撃的な展開に絶句するないようです。
カメラが向けられているのは、北京のエンジニア<孫毅(スン・イ)>。1997年に法輪功を修め始め、1999年の中国共産党政権による「法輪功の禁止」によって、過酷な弾圧を受けるようになります。当局によるプロパガンダに関する情報を伝えようとしていたところを拘束され、北京五輪の期間中には、悪名高い「馬三家労働教養所」に送り込まれました。拷問を受け生死をさまよった<孫毅>は、2年半の刑期の後に釈放されています。本作のキーとなるのは、<孫毅>が収監中に書いた「SOS手紙」です。
米オレゴン州に住む女性<ジュリー・キース>がスーパーで購入した中国製のハロウィン飾りの箱に、その「SOSの手紙」は入っていました。8000キロ以上の旅を経て届いた手紙には、信念のために収監された<孫毅>が、拷問・洗脳をされている状況が詳細に書かれていました。このメッセージが次々と広まり、中国の労働教養所制度を閉鎖させるまでに至るのですが、このストーリーは意外な方向へと舵を切っていきます。
監督は、中国系カナダ人監督の<レオン・リー>が務めています。この事件に関心を抱き、中国の活動家たちとのネットワークを通じて、<孫毅>との接触に成功。2人はSkypeで連絡を取り合い、中国当局の圧力に苦しみながらも、本作を製作しました。劇中では、拷問や強制労働の実態を精密なアニメ画に描くだけでなく、妻や家族の苦しみにもフォーカスを当てています。「私を殺さないでください」という「孫毅」の思いがひしひしと伝わってきます。
<ユン・ゲサン>と<ユ・ヘジン>がダブル主演を務めた韓国映画『マルモイ ことばあつめ』が、2020年5月22日より東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほか全国で順次上映されますが、予告編が公開されています。
『タクシー運転手 約束は海を越えて』 (2017年・監督: チャン・フン)の脚本家<オム・ユナ>が監督と脚本を担当した本作の題材は、辞書作りのために全国の言葉や方言を集めた「マルモイ作戦」。1940年代の京城(ソウル)を舞台に、盗みなどで生計を立てていたお調子者の男「パンス」が、失われていく朝鮮語(韓国語)を守ろうと辞書を作る「ジョンファン」に出会い、母国の言葉の大切さを知っていく姿が描かれます。
『犯罪都市』 (2018年・監督: カン・ユンソン)の<ユン・ゲサン>が「ジョンファン」、 『1987、ある闘いの真実』 (2017年・監督: チャン・ジュナン)の<ユ・ヘジン>が「パンス」を演じ、<キム・ホンパ>、<ウ・ヒョン>、<キム・テフン>、<キム・ソニョン>、<ミン・ジヌン>が共演に名を連ねています。
予告映像には日本統治時代の京城で、「ジョンファン」をはじめとした人々が命懸けで全国の言葉や方言を集める姿などを収録。最後は「必ずや朝鮮語の辞典を完成させます」という「ジョンファン」のセリフで締めくくられています。
イギリス植民地時代のオーストラリアを舞台に、夫と子どもの命を将校たちに奪われた女囚の復讐の旅を描き、2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞ほか計2部門を受賞したバイオレンススリラー『ナイチンゲール』が、2020年3月20日より全国で公開されます。
19世紀のオーストラリア・タスマニア地方。盗みを働いたことから囚人となったアイルランド人の「クレア」は、一帯を支配するイギリス軍将校「ホーキンス」に囲われ、刑期を終えても釈放されることなく、拘束されていました。
そのことに不満を抱いた「クレア」の夫「エイデン」に「ホーキンス」は逆上し、仲間たちとともに「クレア」をレイプし、さらに彼女の目の前で「エイデン」と子どもを殺害してしまいます。愛する者と尊厳を奪った「ホーキンス」への復讐のため、「クレア」は先住民アボリジニの「ビリー」に道案内を依頼し、将校らを追跡する旅に出ます。
主人公「クレア」役はドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の<アイスリング・フランシオシ>、「ホーキンス」役は『あと1センチの恋』(2014年・監督: クリスティアン・ディッター)の<サム・クラフリン>。「ビリー」を演じたオーストラリア出身の<バイカリ・ガナンバル>が、ベネチア映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。監督は『ババドック 暗闇の魔物』の<ジェニファー・ケント>が務めています。
スウェーデン映画『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』の予告編が、こうかいされています。
<フレドリック・バックマン>による小説『ブリット=マリーはここにいた』を映画化した本作。スウェーデンに住む専業主婦「ブリット=マリー」が、夫に長年の愛人がいたことを知り、すべてを捨てて再出発しようとする姿が描かれています。
小さな田舎町でユースセンターの管理人を務め、地域の子供たちによる弱小サッカーチームのコーチを始めることになった「ブリット=マリー」役で<ペルニラ・アウグスト>が出演。予告映像には「ブリット=マリー」が子供から「夢はある?」と尋ねられるシーンや、涙ぐむ様子が切り取られています。
女優<ツヴァ・ノヴォトニー>が監督を務めた『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』は、2020年5月29日に東京・新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開されます。
米ユニバーサル・スタジオが新型コロナウィルスの世界的な感染拡大と経済への影響を鑑み、人気カーアクションシリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の世界公開を今年から来年へ、約1年延期しました。
同作は今年5月22日に全米公開(日本公開は5月29日)される予定でしたが、2021年4月の世界公開に変更されています。全米公開は2021年4月2日になります。アメリカに次いで世界第2位の映画市場である中国をはじめ、韓国、イタリアでは映画館の臨時休業が続いていほか、アメリカでもその危険が高まっていることを鑑みての判断となったようです。
特に『ワイルド・スピード』シリーズは海外(アメリカ以外)での人気に支えられており、第8弾 『ワイルド・スピード ICE BREAK』 (2017年・監督: F・ゲイリー・グレイ)は全興行収入のうち8割超が海外での売上で、海外で公開できないとなると大きな痛手となるようです。
ちなみ、2021年4月2日はシリーズ第10弾「Fast & Furious 10(原題)」の全米公開が予定されていた日程でした。
2014年に中国で実際に起こり、中国の医薬業界の改革のきっかけともなったジェネリック薬の密輸販売事件を映画化した『薬の神じゃない!』が、2020年5月1日より全国で公開されルに合わせ、こ予告編が公開されています。
上海で小さな薬屋を細々と営む「チョン・ヨン」(シュー・ジェン)は、店の家賃も払えず、妻にも見放され、人生の底辺をさまよっていました。ある日、血液のがんである慢性骨髄性白血病患者の「リュ・ショウイー」が店にやってきます。彼は国内で認可されている治療薬が非常に高価なため、安くて成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいと「チョン」に持ちかけてきました。
最初は申し出を断った「チョン」でしたが、金に目がくらみ、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染めるようになります。そしてより多くの薬を仕入れるため、「チョン」は購入グループを結成します。白血病の娘を持つポールダンサー、中国語なまりの英語を操る牧師、力仕事が得意な不良少年などが加わり、密輸・販売事業はさらに拡大していきますが。
ドラマ『家政婦のミタ』(2011年10月12日~12月21日・日本テレビ系)・『女王の教室』(2005年7月2日~9月17日・日本テレビ系)など数多くのヒットドラマを手がけた脚本家<遊川和彦>(64)のオリジナル脚本による第2回監督作品『弥生、三月 君を愛した30年』が、2020年3月23日より全国で公開されます。
<波瑠>(28)と<成田凌>(26)演じる2人の男女の出会いからの30年間を3月の出来事だけで紡いでいく恋愛ドラマです。1986年3月1日、運命的な出会いを果たした「弥生」と「太郎」は、互いに惹かれ合いながらも、親友である「サクラ」を病気で亡くしたことから思いを伝えることができずにいました。
2人は、それぞれ結婚し、家庭を持ち、別々の人生を歩んでいました。しかし、離婚や災害、配偶者の死など、厳しい現実を前に子どもの頃から抱いていた夢の数々はもろくも絶たれてしまいます。人生のどん底を味わう中、30年の時を超えて、今は亡き友人「サクラ」からのメッセージが届きます。
「弥生」役を<波瑠>、「太郎」役を<成田凌>が演じるほか、<杉咲花>(22)が親友の「サクラ」に扮しています。
<エヴァー・アンダーソン>(12歳)が、ディズニーの名作アニメ「ピーター・パン」の実写版リメイク作品で、「ウェンディー」役を演じることが、米誌『Variety』が報じています。<ミラ・ジョヴォヴィッチ>(44)と<ポール・W・S・アンダーソン>監督(55)の娘である<エヴァー>は、「ピーター・パン」役の<アレクサンダー・モロニー>と新作『ピーター・パン&ウェンディー』で共演します。
<エヴァー・アンダーソン>は、<ミラ・ジョヴォヴィッチ>が主演を務めた映画 『バイオハザード:ザ・ファイナル』 (2016年)に人工知能「レッドクイーン」役で出演。また、マーベル・スタジオ最新作 『ブラック・ウィドウ』(日本:2020年5月1日公開)では「ブラック・ウィドウ」こと「ナターシャ・ロマノフ」役の<スカーレット・ヨハンソン>の子供時代を演じています。
<デヴィッド・ロウリー>が監督を務め、並びに<トビー・ハルブルックス>と脚本の共同執筆を担い、<ジム・ウィテカー>が製作する同作品は、実写版『わんわん物語』と同様にディズニー・プラスでリリースされるという情報が浮上していましたが、関係者によりますと同作は劇場公開へ向けて製作されるといいます。
これまでに<スティーブン・スピルバーグ>監督、<ロビン・ウィリアムズ>主演の40歳の大人になった永遠の子供「ピーター・パン」が、宿敵フック船長(ダスティン・ホフマン)と再び闘うSF・コメディ・ファンタジー・アクション作品『フック』(1991年)など、<J・M・バリー>の小説を原作に多くの作品が作られてきましたが、「ピーター・パン」作品としては、ディズニーの1953年作品が未だ最も成功を収めたものとなっています。
ディズニーはここ最近、『アラジン』 など自社のアニメ作品を実写化した作品で成功を収めており、今年は実写版 『ムーラン』 の公開(5月22日)を控えているほか、現在『アラジン』の続編や 『美女と野獣』 の前日譚となる実写版の製作にも入っています。
大嫌いな父親に「死んでくれ!」と毒づく女子大生と本当に死んでしまった父親が巻き起こす騒動を、<広瀬すず>(21)主演、<堤真一>(55)、<吉沢亮>(26)共演で描くドタバタコメディ『一度死んでみた』が、2020年3月29日(金・祝)より全国で公開されます。
『犬と私の10の約束』(2008年・監督: 本木 克英)・『ジャッジ!』(2014年・監督: 永井聡)で知られる<澤本嘉光>のオリジナル脚本で、auの人気CM「三太郎」シリーズを手がけてきたCMディレクターの<浜崎慎治>(43)が長編映画初監督を務めています。
大学4年の「野畑七瀬」(広瀬すず)は、製薬会社社長の父親「計(はかる)」(堤真一)と2人暮らし。何かと口うるさく干渉してくる「計」が大嫌いな「七瀬」は、日々「一度死んでくれ!」と毒づいていましたが、「計」は偶然開発された「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲み、本当に「一度死んで」しまいます。それは会社乗っ取り計画を耳にした「計」による、社内に潜んでいるであろうスパイ社員をあぶりだす秘策でした。
おばけとなって姿を現した「計」、薄すぎる存在感から「ゴースト」と呼ばれている「計」の秘書「松岡卓」(吉沢亮)、そして「七瀬」の3人は、会社乗っ取り計画阻止と計を無事生き返らせるミッションに挑むのですが。
共演として、<リリー・フランキー>、<木村多江>、<西野七瀬>、<原日出子>、>池田エライザ>、<竹中直人>らが出演しています。
『純平、考え直せ』 (2918年)や 『夜明けまで離さない』 (2018年)など、悲しい男女のエロスを追い求めてきた<森岡利行>が監督・脚本を担当した『悲しき天使』が、2020年4月10日(金)より東京・シネマート新宿でレイトショー公開されることが決定され、予告編が公開されています。
『悲しき天使』本作は大阪の遊郭で働く遊女と、彼女の心をケアする「女師」という生き方を選んだ男の官能ラブストーリー。<和田瞳>が悲しき宿命を背負った女「一美」、<水野勝>(BOYS AND MEN)が大きな借金を抱え遊郭にたどり着く男「茂」を演じています。
<山之内幸夫>の著書『実録 女師ー遊廓 信太山エレジー』(1998年6月20日・双葉社刊)を原作として、<森岡利行>が率いる劇団STRAYDOGによる同名舞台の映画化作品でもある本作です。
<和田瞳>と<水野勝>のほか、<川上奈々美>、<重松隆志>、<森田亜紀>、<円谷優希>、<山田奈保>、<赤羽一馬>、、酒井健太郎>、<那波隆史>、<柴田明良>、<中西良太>、<三浦浩一>、<木下ほうか>が出演。また、たけし軍団の<お宮の松>(佐藤 勝)が友情出演をしています。
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