<上西雄大>監督・主演『ひとくず』@ミラノ国際映画祭最優秀作品賞
12月
10日
子供時代に母親の男から虐待されて育った主人公「金田」を<上西>が演じた本作。空き巣に入った家で育児放棄されている少女「鞠」と出会った「金田」は、少女の母親「凜」もまた親の愛を受けずに育ったと知ります。共演には「鞠」役の<小南希良梨>、「凜」役の<古川藍>に加え、<徳竹未夏>、<堀田眞三>、<飯島大介>、<田中要次>、<木下ほうか>らが出演しています。
人と人とのつながりを描いてきた劇団テンアンツ代表の<上西>は、児童精神科医の<楠部知子>から「虐待をしてしまう大人もまた傷付いている」という実態を耳にしたことをきっかけに本作を制作。
本作は、5月にフランスで行われたニース国際映画祭でも外国語長編映画部門の主演男優賞を<上西>が、助演女優賞を<古川藍>がそれぞれ受賞。6月には第2回熱海国際映画祭で最優秀監督賞に<上西>、最優秀俳優賞に<小南希良梨>が選ばれています。