阪神は11日、来季の選手会役員を発表し、<近本光司>外野手(26)が第18代目の新選手会長に選出されたことを発表しています。入団3年目での選手会長就任は球団史上最速です。また、副会長は<青柳晃洋>(27)投手、役員は<坂本誠志郎>(27)捕手と<木浪聖也>(26)内野手に決定しています。
これまでは2018年から今季まで選手会長を務めた<梅野隆太郎>(29)捕手の入団5年目が最速でしたが、球団史に名を刻む〈スピード出世〉となりました。
2018年のドラフト1位で入団した<近本光司>は昨季、36盗塁をマークし、1年目では<赤星憲広>以来の盗塁王を獲得。159安打を放ち、巨人・長嶋茂雄が保持していたセ・リーグ新人記録「153安打」を、61年ぶりに更新 しています。新人王は惜しくも逃しましたが、新人特別賞に輝きました。2年目の今季は開幕直後こそ不振に苦しんだものの、全120試合で打率2割9分3厘、9本塁打、45打点。31盗塁で2年連続盗塁王と〈プロ2年目のジンクス〉を打ち破っています。
3年目の来季は、新キャプテンに就任した<大山 悠輔>(25)内野手とともにチームの顔となります。16年ぶりのリーグ優勝を目指し、<大山>と一緒に打線を引っ張っていく原動力となることを期待しています。
プロ野球中日の本拠地、「ナゴヤドーム」は10日、名古屋市内で記者会見を開き、名称を来年から「バンテリンドームナゴヤ」に変更すると発表しています。
名古屋市に本社を置き、医薬品などを手掛ける興和が命名権(ネーミングライツ)を取得した。契約期間は2021年1月1日から5年間です。
「ナゴヤドーム」は1997年にオープンし、プロ野球以外にも音楽イベントなどに幅広く使用されています。命名権の導入は今回が初めてでした。
オリックスは8日、阪神を退団した<能見篤史>投手(41)を獲得したと発表しています。選手兼任投手コーチとなり、単年契約で年俸は3500万円(推定)、背番号は「26」に決まっています。
<能見篤史>は、2005年のドラフト自由獲得枠で大阪ガスから阪神に入団しました。1年目から16試合に登板すると、2009年には初の2桁勝利となる13勝をマークしました。2011年にも12勝をマークするなど、5度の2桁勝利をあげています。
今季も中継ぎとして34試合に登板していましたが、チームの 来季構想から外れて退団を決意 していました。現役続行を目指していた中で、オリックスが投手コーチ兼任という形でオファーを出しました。
(後列左から)岩田将貴、高寺望夢、中野拓夢、石井大智
(中列左から)伊藤将司、矢野燿大監督、佐藤輝明
(前列左から)村上頌樹、佐藤蓮、栄枝裕貴
阪神は7日、大阪市内のホテルで新人入団会見を行っています。背番号などは以下の通りです。
■ドラフト1位・佐藤輝明内野手(近大)・背番号8 ■同2位・伊藤将司投手(JR東日本)・背番号27
■同3位・佐藤蓮投手(上武大)・背番号30 ■同4位・栄枝裕貴捕手(立命大)・背番号39
■同5位・村上頌樹投手(東洋大)・背番号41 ■同6位・中野拓夢内野手(三菱自動車岡崎)・背番号51
■同7位・高寺望夢内野手(上田西)・背番号67 ■同8位・石井大智投手(四国ILp・高知)・背番号69
■育成1位・岩田将貴投手(九州産業大)・背番号122
プロ野球12球団合同トライアウトが、7日午前から行われ、56人が参加しました。
阪神や日本ハム、メッツなど大リーグでプレーし、かねてよりプロ野球界に復帰宣言している2006年に引退した<新庄剛志>(48)も参戦。現役最後に所属した日本ハムの背番号1のユニホーム、お馴染みの赤いリストバンドに身を包んで登場しています。
それまでの打席は、二ゴロ、四球、二ゴロでしたが、シート打撃の第4打席目は、走者一、二塁の状況で打席に立ち、ヤクルト<日隈ジュリアス>の初球をファウルしましたが、2球目の126キロを合わせて痛烈なライナーで運ぶ左前打をはなち、タイムリーとしています。
この日は無観客の完全非公開でしたが、それでも<新庄>の熱心なファンが球場外に駆けつけており、左前打の瞬間には拍手もわき起こっています。
阪神<西勇輝>投手(30)が2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の金額(推定2億円)でサインしています。2018年オフにFAで加入した右腕は来季が4年契約の3年目となります。
NHKラジオ第一放送(大阪?)が、<西勇輝>の(推定2億円)の契約更改を定時のニュースとして扱っていたのには、阪神ファンとしても驚きました。
オリックス・バファローズから移籍後初の開幕投手を務めた今季は21試合に登板し、チーム最多タイの11勝5敗、自己最高の防御率2・26。昨季より23試合少ない120試合制のシーズンとなりましたが、4完投(2完封)は自己最多でした。投球回はリーグ2位の147回2/3を消化し、クオリティースタート(6回以上自責点3以下)17度は12球団トップの成績でした。
阪神は1日、<梅野隆太郎>選手ら5人の背番号変更を発表。2014年のルーキーイヤーから『44』を背負ってきた<梅野隆太郎>は2021年シーズンから『2』に変更。今季まで『2』を背負っていた<北條史也>は、今季までは台湾人左腕の<呂彦青>が着用していた番号『26』で新たなスタートを切ります。
<岩崎優>が『13』、<尾仲祐哉>が『40』、<長坂拳弥>は矢野監督もかつて背負っていた『57』を来季から着用することになっています。
阪神の背番号『2』といえば、<城島健司>が2010年から3年間背負った〈捕手〉を象徴する番号です。来年6月に30歳の誕生日を迎える虎の正捕手<梅野隆太郎>にとっては人生の節目で心機一転、さらなる期待と責任を背に8年目のシーズンを戦うことになります。
また今季41試合に登板して防御率1.82と奮投したセットアッパー<岩崎優>も2014年の入団時から着用してきた『67』番に別れを告げます。新たに背負う『13』番は<葛西稔>や<榎田大樹>ら、ここ30年投手が背負ってきた番号です。前任者の<岡本洋介>が2019年限りで現役引退し、今季は空き番号となっていました。
阪神から 戦力外通告を受けていた<横山雄哉>投手 (26)が27日、今季限りで現役を引退することを表明しています。
自身のインスタグラムを更新し「本日をもって野球を引退します!」と表明。「阪神に入団して6年という短い間でしたが、たくさんの方に支えていただきました。野球で結果を出すことはできなかったですが、その取り組む過程に悔いは一切ありません」とつづっています。
<横山雄哉>投手は2014年新日鐵住金鹿島からドラフト1位入団も通算3勝(2敗:防御率4・67)。左肩の故障に悩み、2018年のシーズン中の8月19日に左肩のクリーニング手術を受けました。
2019年から育成契約となり、今年9月末に支配下契約を勝ち取りましたが、10月4日巨人戦 に9回救援登板して2点本塁打を打たれ1回2安打2失点でした。
今月4日には球団から来季の契約を結ばないことを通達されていました。
マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務める<イチロー>氏(47)が26日、一般社団法人日本新聞協会主催で加盟社向けに行われました、神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)での新聞大会で「スポーツが持つチカラ」と題した記念講演を行っています。
2019年3月21日に現役引退 後、日本では今年初めて公の場に登場しています。同日の東京ドームでの引退試合を「よく思い出すんです、あの瞬間。あれが2020年だったら、どうなんだろう。東京で試合ができない、最後の瞬間もない。今年だったらリモートで『辞めます』と言わなきゃしょうがない。どうやって運命って決まってるんだろうかと。あの瞬間に支えられています」と振り返っています。
いまもトレーニングを継続しているという。打って投げて走る。生活のなかに野球が密接にある。「47になったんですけど、面白いことに球が速くなったんです。投手の練習もしています。体の使い方を変えたら劇的に球が速くなった」と明かしていました。
野球を愛する学生にも、温かいまなざしを向けている。2019年12月にはプロ野球経験者が高校、大学の学生を指導するための 学生野球資格回復研修を受け、今年2月に資格回復を認められています。「最近、高校野球を見るんです。野球をやっているんですよ。普段、メジャーリーグをよく見る。メジャーリーグはいま、コンテストをやっているんですよ。どこまで飛ばすか。野球とは言えない。どうやって点を取るか。そういうふうにはとても見えない。高校野球には、それが詰まっている。面白い。頭を使います。ファンは野球を見たがっている。コンテストを見たいわけじゃない。そういう意味で、高校野球はめちゃくちゃ面白いです。プロに入る前段階の選手の野球にすごく興味がある」と心境を語っています。
この日はプロでの若かりし時代を過ごした馴染みの神戸でのひとときでした。1991年ドラフト4位でオリックスに入団。阪神・淡路大震災が発生した1995年には「頑張ろうKOBE」の合言葉のもとでチームを引っ張り、リーグ優勝に導いています。2001年から大リーグ・マリナーズでプレーし、大リーグ通算3089安打など日米通算4367安打を放っています。2004年に大リーグ新記録の262安打を放つなど、メジャー史上初の10年連続200安打も達成しているスーパースターが、今の状況を語っていました。
<加治屋蓮> <西田哲朗> <松田遼馬>
日本シリーズも、「ソフトバンク」が巨人に4連勝で4年連続日本一に終わり、ひと段落のプロ野球界ですが、あとは、選手たちのストーブリーグが始まります。
「ソフトバンク」は26日、<加治屋蓮>投手(29)、<松田遼馬>投手(26)、<西田哲朗>内野手(29)と来季契約を結ばないと発表しています。
<加治屋蓮>はJR九州から2013年ドラフト1位で入団。2018年にセットアッパーとして72試合に登板して35ホールドポイントを挙げましたが、ここ2年は故障もあり今季6試合にとどまっています。
<松田遼馬>は、2018年途中に阪神からトレードで加入。昨年は自己最多51試合に登板しましたが、今季登板なし。
<西田哲朗>は楽天から2017年オフに移籍し、2018年に72試合に出場しただけではなく、ムードメーカーとしても貢献しました。今季は主に代走で36試合に出場しています。3人とも現役続行か引退か決断していません。
プロ野球選手が戦力外通告を受ける時は「ス-ツ姿で来てくれ」と電話で呼び出されるそうです。チームメイトに別れを告げるための正装だそうです。
今年も残念ながら100人を超す戦力外構想の選手が指名されています。他球団のトライアウトを受ける、独立リーグなどで現役を続けるなどの選択肢はあるでしょうが、多くの選手が夢を諦めてユニホームを脱ぐ時期でもあります。
<イチロー>や<藤川球児>のように限界まで野球人生を全うして引退試合を用意してもらえる選手は一握りしかいません。野球にかぎらず、引き際は難しい決断だと思いながら3選手のスーツ姿を眺めていました。
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