2003年に<妻夫木聡>と<池脇千鶴>の共演で、<犬童一心>監督により実写映画化された故 <田辺聖子> の同名小説『ジョゼと虎と魚たち』(1985年3月・角川書店)を、新たに劇場アニメ化された 『ジョゼと虎と魚たち』 が、2020年12月25日に全国で公開されます。
大学で海洋生物学を専攻する「恒夫」は、メキシコに生息する幻の魚を見るという夢を追いながら、バイトに勤しむ日々を送っていました。そんなある日、坂道を転げ落ちそうになっていた車椅子の女性「ジョゼ」を助けます。
幼少時から車椅子で生活してきた「ジョゼ」は、ほとんどを家の中で過ごしており、外の世界に強い憧れを抱いていました。「恒夫」は「ジョゼ」と2人で暮らす祖母「チヅ」から彼女の相手をするバイトを持ち掛けられ、引き受けます。口が悪い「ジョゼ」は「恒夫」に辛辣に当たりますが、そんな「ジョゼ」に「恒夫」は真っ直ぐに付き合っていきます。
『坂道のアポロン』(2018年・監督: 三木 孝浩)の<中川大志>が「恒夫」、 『デイアンドナイト』 (2018年・監督: 藤井道人)の<清原果耶>が「ジョゼ」の声をそれぞれ当てています。
テレビアニメ『ノラガミ』の<タムラコータロー>監督がアニメ映画初監督を務め、 『ストロボ・エッジ』 (2015年・監督: 廣木 隆一)の<桑村さや香>が脚本を担当。<堀越耕平>による漫画作品『僕のヒーローアカデミア』の「ボンズ」がアニメーション制作を担当しています。
当初、2020年7月10日に公開予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて延期されていました人気アニメ「ポケットモンスター」の劇場版第23作『劇場版ポケットモンスター ココ』が、2020年12月25日より公開されます。
「ポケモン」に育てられた少年の姿を通し、「ポケモン」と人間の新しい絆の形を描き出しています。人里離れたジャングルの奥地に、厳しい掟で守られた「ポケモン」たちの楽園・オコヤの森がありました。
そこへ偶然やって来た「サトシ」と「ピカチュウ」の前に、幻のポケモン、「ザルード」によって「ポケモン」として育てられた少年「ココ」が現れます。自分のことを「ポケモン」だと信じて疑わない「ココ」にとって、初めての「ニンゲンの友達」となる「サトシ」。そんな中、突如としてオコヤの森に危機が迫ります。
『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』の<矢嶋哲生>が監督を務めています。少年「ココ」役で<上白石萌歌>、「ココ」を育てた「ザルード」役で歌舞伎俳優の<中村勘九郎>が声を当てています。
SFシチュエーションスリラー『プラットフォーム』が、2021年1月29日より全国で公開されますが、予告編が解禁されています
スペインの<ガルダー・ガステル=ウルティア>の長編初監督作品となった本作。部屋の真ん中に穴が空いた塔のような建物の〈48〉階層で目覚めた「ゴレン」が主人公です。建物では、上の階層から順に食事が〈プラットフォーム〉と呼ばれる巨大な台座に乗って運ばれてきます。建物に長くいる老人「トリマカシ」から、「1カ月ごとに階層が入れ変わる」「何でも1つだけ建物内に持ち込める」「食事が摂れるのはプラットフォームが自分の階層にある間だけ」という3つのルールを聞かされた「ゴレン」。そして1カ月後、彼は〈171〉階層のベッドに縛られた状態で目を覚ますことになります
『ミリオネア・ドッグ』(2014年・監督:チム・フェルナンデス)の<イヴァン・マサゲ>、『オール・アバウト・マイ・マザー』(1999年・監督: ペドロ・アルモドバル)のゲイの娼婦「アグラード」役の<アントニア・サン・フアン>が出演。
公開中の予告には、食べ物にむさぼりつく人々の様子や、上の階から人が落ちてくるシーンが収められています。
本作は第48回トロント国際映画祭のミッドナイトマッドネス部門で観客賞を受賞し、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭では最優秀作品賞を含む4部門で受賞を果たしています。
ドキュメンタリー『生きろ 島田叡ー戦中最後の沖縄県知事』の公開日が、2021年3月6日より沖縄・桜坂劇場で先行公開。2021年3月20日より全国で順次公開されることが決定しています。
『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』 (2017年)の<佐古忠彦>(56)が監督した本作は、主題歌『生きろ』を<小椋佳>が手がけ、語りを<佐々木蔵之介>らが担当しています。
日本の敗色濃厚だった太平洋戦争末期、戦中最後の沖縄県知事となった<島田叡(あきら)>(1901年(明治34年)12月25日~1945年(昭和20年)6月26日?)の生涯と、沖縄戦の全貌に迫ります。<島田叡>は知事就任と同時に大規模な疎開を促進し、食糧不足解消のため自ら台湾に飛ぶなど、さまざまな施策を断行しました。
軍部からの理不尽な要求と住民第一主義という信念の板挟みとなりながら、自決を美徳とせず人々に「生きろ」と言い続けた<島田叡>でした。この映画では、軍や県の関係者とその遺族、沖縄戦を生き延びた住民への取材を通し、<島田叡>という人物を浮き彫りにしてゆきます。
<島田叡>は、兵庫県神戸市須磨区出身、私の母校でもある旧制神戸二中(現・兵庫県立兵庫高等学校)卒業、第三高等学校を経て、1922年(大正11年)に東京帝国大学法学部へ入学。中学・高校・大学と、野球に熱中し、旧制神戸二中時代に 第1回全国中等学校優勝野球大会に出場しています。東大卒業後、1925年(大正14年)に内務省に入省します。主に警察畑を歩み、1945年1月10日の時点では大阪府内務部長を務めていましたが、沖縄県知事の打診を受け、即受諾して赴任しています。
<潘めぐみ> <釈由美子> <塚地武雅>
ヒロインという切り口で特撮映画の歴史に迫る特集番組『ゴジラとヒロイン』が、NHK BSプレミアムで本日12月19日(土)19:30~20:59に放送されます。
ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラ、メカゴジラ、ガス人間、マタンゴといった怪獣・怪人たちの横でスクリーンに花を添えてきたヒロインたち。番組では昭和から平成に至る27本の東宝特撮映画が題材として取り上げられます。
<河内桃子>、<白川由美>、<八千草薫>、<香川京子>、<星由里子>、<愛京子>、<麻里圭子>、<ザ・ピーナッツ>、<小高恵美>、<沢口靖子>、<田中美里>ら東宝特撮の歴史を彩ったヒロインたちの魅力に迫ります。
進行役は、お笑いコンビドランクドラゴンの<塚地武雅>(49)と<潘めぐみ>(31)が担当しています。また特撮ヒロイン研究家として<佐野史郎>(65)、『怪獣大戦争』(1965年・監督: 本多 猪四郎) ・ 『マタンゴ』(1963年・監督: 本多 猪四郎)など多くの特撮映画に出演してきた<水野久美>(83)、メカゴジラを操縦した<釈由美子>(42)が出演します。
<釈由美子>は19年ぶりに『ゴジラ☓メカゴジラ』(2002年・監督:手塚昌明 )の「家城茜」の衣装に袖を通して登場します。映画の舞台裏を収めた8mmフィルムのメイキング映像も本邦初公開となります。
<トム・ハーディ>(43)が「アル・カポネ」を演じた主演作『カポネ』が2021年2月26日より全国で公開されますが、予告編が解禁されています。
かつて暗黒街の顔役と恐れられたギャング、「カポネ」の最晩年を描いた本作。徐々に認知症が悪化していく「カポネ」は、血塗られた過去の悪夢に苛まれ、奇行を繰り返していきます。2012年のSF映画 『クロニクル』 の監督<ジョシュ・トランク>が自ら企画を立ち上げて脚本を執筆し、監督も務めています。
共演に 『ハウス・ジャック・ビルト』 (2018年・監督: ラース・フォン・トリアー)の<マット・ディロン>(56)、 『ダンケルク』 (2017年・監督: クリストファー・ノーラン)の<ジャック・ロウデン>(30)、米国のテレビ・ドラマ『ツイン・ピークス』の<カイル・マクラクラン>(61)が名を連ねています。
予告には家族との食卓で「お前ら殺し屋だろ!」と突然暴れ出すなど、狂気と妄想に取り憑かれた「カポネ」の姿を収録。FBIは「やつは生粋の大嘘つきだ。病気は演技かも」と疑い、隠し財産の行方を追います。しまいには家族や仲間、親友からも隠し財産のありかを探られ、「カポネ」はさらなる悪夢にのみ込まれていきます。後半、はだけたバスローブとブリーフ姿で発狂しながら銃を乱射する様子も切り取られています。
2021年度より 「阪神タイガース Women」 17人が、野球活動を始めますが、ドラマ『梨泰院クラス』のトランスジェンダーの「タンバムのシェフ」役の<イ・ジュヨン>(28)が主演を務めた『野球少女』の特報が、2021年3月の公開に先立ち解禁されています。
「本作は134km/hの最高球速と回転力が強みの野球少女「チュ・スイン」が主人公の物語です。プロ球団で野球を続けることを夢見ていますが性別を理由にトライアウトを受けられない彼女の運命が、新人コーチの「チェ・ジンテ」と出会い変わっていくさまが描かれます。
主人公の「チュ・スイン」を<イ・ジュヨン>が、『僕の中のあいつ』 (2019年・監督: カン・ヒョジン)の「パン・マンチョル」役の<イ・ジュニョク>が「チェ・ジンテ」役を演じ、母親を 『無垢なる証人』 (2019年・監督: イ・ハン)の<ヨム・ヘラン>が演じています。
特報に収められたのは「チュ・スイン」が男子を空振りさせるシーンや、ひたむきにトレーニングを重ねる場面。「私の未来は誰にもわからない。私でさえ」と語る様子が切り取られています。
これが長編デビュー作の<チェ・ユンテ>が監督と脚本を担当しています
アカデミー賞、エミー賞、トニー賞を受賞し、演劇の三冠王を達している <フランシス・マクドーマンド>(63)が主演、<クロエ・ジャオ(趙婷)>(38)が監督を務めた『ノマドランド』(中国原題『無依之地』)の公開日が、2021年3月26日に決定しています。
第77回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門の金獅子賞、第45回トロント国際映画祭の観客賞を受賞した本作。当初は2021年1月に公開予定でしたが、北米での公開日が、2021年2月19日に決まったことに伴って日本公開日も変更される運びとなりました。
公開された予告編に収められたのは、自宅や最愛の夫を失った女性「ファーン」が、キャンピングカーに思い出を詰め込んで〈現代のノマド(遊牧民)〉として生きる様子や、彼女が人々と心を通わせながら、今を生きる希望を見つめ直していく姿が切り取られています。
オランダの画家<レンブラント・ファン・レイン>(1606年7月15日~1669年10月4日)を巡るドキュメンタリー『レンブラントは誰の手に』が、2021年2月26日に公開が決定しています。
バロック絵画を代表し、没後350年以上経った今でも人気を誇る<レンブラント>。本作では「光と影の魔術師」の異名を持つ彼が残した作品の魅力、それに魅了される人々の情熱とそこに生まれる物語が映し出されます。 『みんなのアムステルダム国立美術館へ』 (2014年)で知られるドキュメンタリー作家、<ウケ・ホーヘンダイク>(59)が監督を務めています。
公開された予告編は、<レンブラント>が描いた『ヤン・シックスの肖像』を所有する一族に生まれ、当主から代々その絵を受け継いできた11代目<ヤン・シックス>の映像から始まります。新たな<レンブラント>作品を買い付けたと嬉々として報告する<シックス>。
しかし<レンブラント>は贋作が多く存在することで知られ、その絵も本物か贋作か雲行きが怪しくなる。また<レンブラント>の絵画が政治家を巻き込む国際問題に発展するエピソードも盛り込まれ、美術界に生きる人々の愛と欲望が浮かび上がっていきます。
「消失的情人節(原題)」インターナショナル版ポスタービジュアル
台湾ニューシネマの異端児と称され『熱帯魚』(1995年) ・ 『ラブゴーゴー』(1997年) ・ 『祝宴!シェフ』 (2013年)などで知られる<チェン・ユーシュン(陳玉勲)>(58)の長編復帰3作目の監督作『消失的情人節(原題)』が『My Missing Valentine(英題)』として、2021年初夏に全国で公開されます。
第57回金馬奨(ゴールデンホースアワード)(2020年11月21日)で作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞の5冠を達成した本作は、〈消えたバレンタイン〉を巡るファンタジックラブストーリーです。
仕事も恋もパッとしないアラサー女子の「シャオチー」は、ある日、ハンサムなダンス講師「ウェンソン」と出会い、旧暦の7月7日にあたる七夕バレンタインデーにデートの約束をします。しかし「シャオチー」が目覚めたときには、七夕バレンタインデーは消失。彼女は失くした大切な1日の記憶を探す旅に出ます。
出演は、<リウ・グァンティン>、<パティ・リー>、<ダンカン・チョウ>、<ジョアン・ミシンガム>らが名を連ねています。
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