< 新幹線「Max」E1系(画像:座席探訪より) >
鉄道博物館 (さいたま市大宮区大成町)の新館が、2018年7月5日(木)にオープンします。
本館の南側で建設が進められていた新館には、山形新幹線400系や、東北・北海道新幹線E5系(モックアップ)が展示されるのをはじめ、仕事、未来、歴史についての展示や体験ゾーンが新たに設けられます。4階にはレストランや展望デッキもオープンします。
新館の建物は地上4階建て、延床面積約6000平方メートル、展示面積約3500平方メートルです。本館と合わせた総展示面積は、現在のおよそ1.3倍にあたる約1万3500平方メートルになります。
新館オープンに先立ち、本館南側では3月14日(水)から新幹線「Max」E1系(E153-104)の屋外展示が始まります。E1系は1994(平成6)年から2012(平成24)年まで東北・上越新幹線で使用された世界初のオール2階建て新幹線(高速鉄道)車両です。展示では、全高約5.4mの「Max」を間近で体感できます。入館料のみで見学が可能です。
なお、新館のオープンにあわせ7月5日(木)から入館料や駐車料が改定されます。入館料は、個人の一般が1000円から1300円に、小中学生が500円から600円に、幼児が200円から300円に。団体(有料入館者20人以上)の一般も800円から1040円に、小中学生が400円から480円に、幼児が100円から150円にそれぞれ値上がりします。駐車料は、大型車は2000円で据え置かれますが、一般車は500円から800円に改定されます。
姫路市の手柄山中央公園内にある「回転展望台 喫茶手柄ポート」(10:00~17:00 火曜日定休日)が3月25日(日)をもって閉店になります。
喫茶店の座席フロアが回転する全国でも稀な展望台で、1966(昭和41)年に、姫路大博覧会(1966年4月3日~6月5日)のシンボルタワーとして、ロサンゼルスにある空港の管制塔をモデルに建てられました。近未来的な外観や、360度回転しながら四季折々の景色を楽しめる喫茶店は家族でのお出かけスポットやデートの名所として親しまれてきましたが、老朽化で今後の維持が厳しくなり閉店になります。
姫路市は当初、解体・撤去の方針案を示していまいたが、市民から惜しむ声や存続希望の声が相次ぎ、解体を取りやめ、存続としました。しかしながら今後の活用は困難との判断から、モニュメントへと移行する方針です。3月25日まで営業、それ以降は周辺がフェンスなどで囲われる予定となっています。
阪神・淡路大震災で傷ついた子どもたちを見守り続け、今年1月に閉館した兵庫県芦屋市の「浜風の家」が立地する県有地を売却する一般競争入札が9日午前、兵庫県庁であり、4者が参加しましたが不成立に終わっています。
土地(約1300平方メートル)は、県が無償提供していましたが、震災から20年以上がたち「役割を終えた」として同会に土地の返還を要求。当初は、3月末までに建物を壊しさら地にするよう求めていましたが、存続を望む声を受け、建物付きでの公募に変更されました。ただし、落札者が建物は不要と判断すれば撤去されます。
浜風の家を運営し存続を目指した社会福祉法人「のぞみ会」(<藤本統紀子>理事長)を支援する県内企業も応札しましたが、不調に終わっています。施設と児童館事業の存廃は再び、今後の県の手続きなどに委ねられます。
「浜風の家」は、直木賞作家の故<藤本義一>さんらが設立を呼び掛け、10万人以上から2億円近くの寄付が集まりました。震災から4年後の1999年1月にオープン。1月17日に閉館するまでの19年間、子どものケアと児童館事業に取り組み、延べ約20万人が利用した施設です。
本日2月28日、百貨店ヤマトヤシキ姫路店(兵庫県姫路市)が、閉店します。
同店の設計は、関西を拠点に旧大丸神戸店(神戸市中央区)など数々の名建築を残し、文化勲章を受けた建築家<村野藤吾>です。閉店に伴い解体されますと、播磨地域では唯一の村野作品が姿を消すことになります。
現在の形のヤマトヤシキは姫路初の百貨店として、1951年11月23日開業。<村野>の設計による建物は鉄筋コンクリート4階建てで、57年には地上8階(塔屋部分12階)、地下2階建てに。計4期の増改築と外装工事を経て83年に全館完成した。村野の資料を保存する京都工芸繊維大美術工芸資料館には、第1期の設計から増改築時の図面まで約600点が残っているが、詳しい調査はされていません。
<村野藤吾>の建築は、ヤマトヤシキ姫路店以外にも、名古屋市の老舗百貨店 「丸栄」 が解体の危機に直面しています。
丸栄本館は戦前の建物に増築する形で、1953年に地上8階(塔屋部分11階)、地下2階建ての建物が完成し、56年と84年に増築した。戦前の外壁を継承しつつ、より細やかな縦格子に分割したデザインなど「繊細巧緻(こうち)な感覚」が評価され、日本建築学会賞作品賞を受賞した。丸栄は2018年6月末に閉店、建て替えの方針が示されており、日本建築学会は保存活用を求める要望書を出している。
<村野>は百貨店をいくつも手掛けていますが、旧大丸神戸店は1995年の阪神・淡路大震災により解体。旧そごう大阪店(大阪市)は経営破綻で2000年に閉店、建て替えられた。近鉄百貨店阿倍野本店(同)は、13年に超高層ビル 「あべのハルカス」 となっています。
< (画像:静岡鉄道) >
静岡鉄道は2月22日(木)、京都市内にビジネスホテル「静鉄ホテルプレジオ」を2019年春に開業する予定だと発表しています。京都市の地下鉄2路線が交差する烏丸御池駅のそばに立地し、観光・ビジネス需要を見込みます。2018年夏に福岡市の博多駅前にオープンする店舗に続き、県外2店舗目となります。
関西電力グループの関電不動産開発などが建設する地下1階、地上10階の建物を使い、静鉄が運営します。客室数は99室。観光客の利用が多いとみて、客室の5割以上をツインルームにしています。既存のビジネスホテルはビジネス客向けのシングルが多く、ツインは2割程度です。
静鉄はホテル事業を成長分野に位置づけ、上質なビジネスホテルとしてのブランド構築を進めています。今後は東京から福岡までの新幹線沿線でのビジネスホテル出店を計画しています。2024年3月期までに、県内にある3店舗を含め10店舗体制を目指します。
日本が世界に誇るアニメーションの文化。その中で日本の伝統建築はどのように描かれてきたのでしょうか。スタジオジブリのアニメーション作品にはドラマが起こる舞台として、たくさんの日本建築が登場します。
「竹中大工道具館」 にて、2月24日(土)~5月6日(日)の期間開催されます本展覧会では、同館が展示協力として携わった「ジブリの立体建造物展」から、「となりのトトロ」(1988年4月16日公開)「もののけ姫」(1997年7月12日公開)「千と千尋の神隠し」(2001年7月20日公開)などに登場する日本の建築を採り上げ、建築史家<藤森照信>氏の監修により紹介されています。
作品に登場する建物に関連する背景画や美術ボード、美術設定といった制作資料(複製)など約70点を公開するほか、「となりのトトロ」に登場する草壁家住宅を一部、立体模型で表現し、その設計の源に触れます。
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(世界の高層ホテルの上位10のうち7つが集中している)で世界一の高層ホテル「ゲボラ・ホテル」がこのほど正式に開業してます。
総工費およそ150億円、地上75階建てで高さ356メートルでビジネス街に立地する。アールデコ様式の設計で、ゴールドを基調にした内装などが特徴の四つ星の高級ホテル。ビジネス、休暇客などの客層を狙っています。
客室は計528室に、ジム、サウナ、プールや5店のレストランなどを備え、部屋はデラックス、1寝室のデラックスに2寝室のスイートの3種類に分かれていまう。料金は伝えられていませんが、日本円にして1万円台とのことです。
これまでの世界記録は、同じドバイにある「JWマリオット・マーキス」で、ゲボラはわずか1メートル高い建築です。
ギネス世界記録は世界一の高層ホテルとしてゲボラを公式に認定しています。ただ、世界で最も高い地点にあるホテルとしては、香港の世界貿易センター(高さ488メートル)の102~118階を占める「リッツ・カールトン」となっています。同ホテルの格式は五つ星。
< (画像:新開地まちづくりNPO) >
神戸市兵庫区の新開地商店街で、建設が進んでいる上方落語協会の定席(演芸場)「神戸新開地・喜楽館」について、運営を予定するNPO法人「新開地まちづくりNPO」が、開場日を7月11日(水)とし、公演時間、料金なども併せて発表しています。
2階建て(約200席)延べ約500平方メートルで、昨年8月に公募で名称が 「喜楽館」 と決まっています。同協会の定席演芸場は、大阪市の「天満天神繁昌亭」に次いで2カ所目になります。
同協会が企画する昼席は午後2時から同4時半ごろまでで、落語6~7席、手品や浪曲など1~2席が上演される。7月11~15日は、開場記念として、特別上演を予定しているといいいます。
昼席の当日入場料は一般2800円(前売り2300円)、65歳以上2300円、身体障害者と大学生、高校生2千円など。8月からは、午後5~10時に貸し館利用(利用料平日8万円、土日祝日10万円)ができ、4月下旬から利用を募るとのこと。
兵庫県内のドン・キホーテグループ12店舗目となる「MEGAドン・キホーテ姫路広畑店」が、2017年3月26日に閉店した姫路市広畑区の山陽電車夢前川駅のそばにあるショッピングセンター「イトーヨーカドー広畑店」跡に、2月16日(金)にオープンします。
同店は、兵庫県内でドン・キホーテグループ初となるフルラインナップの生鮮食品を取り扱います。地元・坊勢漁港で水揚げされた新鮮な鮮魚をはじめ、品質鮮度にこだわった生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)を提供するほか、日用消耗品や日配品などの生活必需品も展開。そのほか、衣料品、化粧品、パーティグッズなどドン・キホーテならではの商品も多数取り揃えられます。
また、総合病院近くに位置していることから、パジャマやインナー、上履きなどの入院時に必要な物に加え、菓子折りや花などの見舞い品を取り揃えたコーナー「広畑サポートコーナー」も設置され、病院を利用する人のニーズにも応える。
物販店としては「ハニーズ」、「マックハウス」、「ザ・ダイソー」などが、飲食店として「ドムドムハンバーガー」、「はなまるうどん」、「リンガーハット」、「KFC」、「サンマルクカフェ」などが出店(一部は再出店)を決めています。総テナント数は28店です。
< イメージ図(画像:住友林業) >
住友林業は、平成53年を目標に「高さ350メートルの木造の超高層建築物」を建設する構想を発表しています。
東京・丸の内に建てることを想定し、総工費は約6000億円。建築物の木造化による環境都市づくりを目指します。これほど高い木造建築物は現在、世界的にも見当たりません。
地上70階建てで、延べ床面積は45万5000平方メートル。店舗のほか、オフィス、ホテル、住宅の入居を見込む。住友林業の手掛ける一戸建て住宅の8000棟分に当たる18万5000立方メートルの木材を使用します。一部に鋼材を利用しますが、ほとんどは木材で造られる予定です。
耐火木材の研究も進んできているとはいえ、防災面や構造的安全面においての危惧もありますが、20年後の建築技術力は予想できないだけに気になるプロジェクトです。
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